１２月２９日から１月５日まで行われる国別対抗戦のエキシビション大会、ヒュンダイ・ホップマン・カップ（オーストラリア/パース、賞金総額１００万ドル、ハード）は、大会１日目にオーストラリア対ドイツ、スペイン対南アフリカが行われた。
このエキシビションは、国別対抗戦として行われ、男女それぞれのシングルスに加えミックスダブルスの３試合で優勝を争う。出場８ヶ国を４ヶ国の２グループに分け予選ラウンドロビンを行い、各グループの１位同士が決勝戦を行う形式。
この日の試合結果は以下の通り。
◯オーストラリア 3-0 ドイツ×
男子シングルスでＢ・トミック（オーストラリア）が7-6 (6), 3-6, 7-5のフルセットでドイツのＴ・ハース（ドイツ）を破り、オーストラリアに１勝をもたらす。女子シングルスでは、ドイツのＡ・ペトコビッチ（ドイツ）がＡ・バーティに６－４で第１セットを取った直後、右膝の治療を行った。泣きそうな表情を見せるペトコビッチの右膝には包帯が巻かれ、棄権を余儀なくし敗退することとなった。
トミックはこの試合、長身を活かして１４本のサービスエースを決めるなど、９月以来の勝利を飾った。試合を振り返って以下のように述べている。
「第１セットはとても厳しいものだったよ。久しぶりの試合だったからね。トミー(ハース)との試合はとても難しかった。タイブレークになってからはとても素晴らしいプレーをしてきて、どうして勝てたのか分からないほどだよ。」
◯スペイン 2-1 南アフリカ×
男子シングルスでは、南フランスのＫ・アンダーソン（南アフリカ）がＦ・ベルダスコ（スペイン）を7-6 (5), 6-4で下し１勝をあげるも、女子シングルスではスペインのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）がＣ・シーパース（南アフリカ）を6-4, 6-2で破りイーブンに持ち込んだ。
ミックスダブルスではスペインが6-4, 6-7 (3), 10-8の大接戦を制して勝利をあげ、南アフリカに2-1で勝ち越した。
勝利したメディーナ=ガリゲスは「ダブルスも１時間半ほど厳しい試合だった。フェルナンド(ベルダスコ)はとても良いプレーをしてくれたわ。明日のフランス戦に備えて今日はゆっくりする必要があるわね。」と抱負を語った。
出場国と出場選手、そしてシードとグループ分けは以下の通り。（）内がシード順。
グループＡ
セルビア（１）：Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）、Ａ・イバノビッチ（セルビア）
イタリア（３）：Ａ・セッピ（イタリア）、Ｆ・スキアボーネ（イタリア）
ドイツ（５）：Ｔ・ハース、Ａ・ペトコビッチ
オーストラリア（８）：Ｂ・トミック、Ａ・バーティ
グループＢ
アメリカ（２）：Ｊ・アイズナー（アメリカ）、Ｖ・ウィリアムズ（アメリカ）
スペイン（４）：Ｆ・ベルダスコ、Ａ・メディーナ=ガリゲス
南アフリカ（６）：Ｋ・アンダーソン、Ｃ・シーパース
フランス（７）：ＪＷ・ツォンガ（フランス）、Ｍ・ヨハンソン（フランス）
《元女王がジョコビッチと優勝目指す》
（2012年12月30日13時48分）
ジャパンOP 前年王者が出場決定 
