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前回優勝のチェコ共和国とセルビアの対決となった女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップ決勝(チェコ共和国/プラハ)は、L・サファロバ(チェコ共和国)とA・イバノビッチ(セルビア)との対戦により3日開幕する。
この日、プラハシティホールで行われた抽選会の結果、第1試合は世界ランク17位のサファロバと、元世界ランク1位で現在12位のイバノビッチの対戦となった。
第2試合は昨年のフェドカップ決勝で2勝をあげ、チェコ共和国をフェドカップ初優勝に導いた立役者である世界ランク8位のP・クヴィトバ(チェコ共和国)と、セルビアのもう一人の元世界ランク1位であるJ・ヤンコビッチ(セルビア)の対戦となった。
「セルビアの女子テニス界にとって本当に歴史的な瞬間。ここプラハで、私達の悲願であるフェドカップのタイトルをかけて、決勝の舞台に立つことができて本当に興奮している。」と、試合に向けての意気込みを語るヤンコビッチ。
ヤンコビッチの対戦相手であるクヴィトバは、イスタンブールで行われたWTA最終戦を気管支炎のため途中棄権していたが、自身の体調について「(病気は)本当に良くなった。昨日も1時間ほど練習をして、全く問題なかった。」と語るとともに、試合に向けて「私達がディフェンディングチャンピオンだからといってそれがプレッシャーになっているということはない。私達はホームで試合ができますし、14,000人の満員の観客が応援してくれる。本当に試合が楽しみ。」と地元の応援を味方に、フェド・カップ連覇に向けた意気込みを語っている。
第1試合に臨むサファロバは、「アナもエレナも本当に素晴らしい選手。どちらとの試合も本当にタフな試合になるでしょうね。でも決勝ですから当たり前。私もベストを尽くして、2勝できるように頑張ります。」とインタビューに答えた。
サファロバと第1試合で対戦するイバノビッチは、「タフな試合になるでしょうね。彼女(サファロバ)には今年の初めのシドニーで負けているから、いい試合をしてリベンジできるといいですね。決勝では1ポイント1ポイントが重要になるから、全てのポイントでベストを尽くしていきたい。」と、こちらも自身の勝利とチームの勝利を目指す。
チェコチームのキャプテンであるP・パラ(チェコ共和国)はダブルスに世界ランク2位で今年全米オープンとウィンブルドンで決勝に進出しているA・フラヴァコバ(チェコ共和国) / L・フラデカ(チェコ共和国)組を指名しているのに対し、セルビアチームはB・ヨバノフスキ(セルビア) / A・クルニック組をしているものの、必要があれば直前でのメンバーチェンジの可能性も示唆している。
試合の予定は以下の通り。
3日(土曜日)
R1: L・サファロバ vs A・イバノビッチ
R2: P・クヴィトバ vs J・ヤンコビッチ
4日(日曜日)
R3: P・クヴィトバ vs A・イバノビッチ
R4: L・サファロバ vs J・ヤンコビッチ
R5: A・フラヴァコバ / L・フラデカ vs B・ヨバノフスキ / A・クルニック
(翻訳/大木茂敬)
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