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男子テニスのマスターズ・シリーズであるBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、賞金総額242万7975ユーロ、インドアハード)は29日に開幕し、シングルス1回戦10試合が行われ、主催者推薦で出場のB・パイユがP・アンジャーを6-3, 6-4のストレートで下し、2回戦で第15シードの錦織圭(日本)と対戦することが決まった。
今大会はシード選手16名全員が1回戦を免除されているため、世界ランク16位で第15シードの錦織は2回戦から登場し、地元から主催者推薦のパイユと現地火曜日に初戦となる2回戦を行う。
この日、パイユは世界ランク40位のアンジャーに、第1セットは先にブレークを許すも、すぐさまブレークバック。ゲームカウント4-3の第8ゲームで2度目のブレークを奪ったパイユが、続くサービング・フォー・ザ・セットのゲームをキープして第1セットを先取。
第2セット、出だしから2度のブレークに成功したパイユはゲームカウント3-0とリード。続くゲームでブレークされたパイユだったが、第7ゲームでも3度目のブレークを奪い、ゲームカウント5-2とサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、そこで2度目のブレークをアンジャーに許すなど2ゲームを奪われてしまう。
その後パイユは2度目のサービング・フォー・ザ・マッチである第10ゲームをしっかりキープして、1時間26分のストレートで勝利を飾り、1回戦突破を決めた。
2回戦で第15シードの錦織と対戦する23歳のパイユは、世界ランク44位で今大会地元フランス勢選手の一人。2007年にプロへ転向し、現在の世界ランキングは自己最高位。
今季パイユは1月に行われたハイネケン・オープン1回戦で、先週14年間の現役生活にピリオドを打った元世界ランク1位のJ・C・フェレーロ(スペイン)をストレートで破り注目を集め、準々決勝へ進出した。
その後は勝利から見放されるも、5月のセルビア・オープンでは決勝へ進出、6月のユニセフ・オープン男子では伊藤竜馬(日本)を破り4強入りを果たしていた。また、ウィンブルドンでは当時世界ランク21位だったA・ドルゴポロフ(ウクライナ)をストレートで破り3回戦へ進出していた。
パイユは楽天ジャパン・オープンにも出場し、1回戦でT・ベルディフ(チェコ共和国)にストレートで敗れていた。
パイユと錦織の2回戦は、1番コートの第5試合に予定されている。
この日行われた試合結果は以下の通り。
J・ヤノヴィッツ(ポーランド) ○-× P・コールシュライバー(ドイツ), 7-6 (7-5), 6-4
A・ファリャ(コロンビア) ○-× F・マイヤー(ドイツ), 7-6 (7-3), 6-2
B・パイユ ○-× P・アンジャー, 6-3, 6-4
C・ベルロク(アルゼンチン) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン), 7-6 (7-2), 6-2
A・セッピ(イタリア) ○-× M・クリザン(スロバキア), 6-2, 2-6, 7-6 (7-5)
K・アンダーソン(南アフリカ) ○-× T・ベルッチ(ブラジル), 6-2, 6-1
J・ベネトー(フランス) ○-× V・トロイキ(セルビア), 6-4, 7-5
M・グラノジェルス(スペイン) ○-× M・ヨージニ(ロシア), 6-4, 6-3
A・ラモス(スペイン) ○-× F・ロペス(スペイン), 7-6 (7-5), 6-4
G・シモン(フランス) ○-× M・バグダティス(キプロス), 7-5, 6-1
今大会の優勝賞金は47万9000ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
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