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女子テニスツアーのBGLルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ/ ルクセンブルグ、賞金総額22万ドル、ハード)は16日、シングルス1回戦8試合を行い、第1シードのR・ビンチ(イタリア)がO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)を6-0, 2-6, 6-0で、第2シードのJ・ジョルジュをS・ソレル=エスピノーサ(スペイン)を6-2, 6-1で退けるなど、シード勢が順当に初戦突破を果たした。
ビンチは第1セットでゴヴォルツォバに1ゲームも与えない完璧なプレーでセットを先取した。しかし第2セットは一変。ビンチは1度ブレークを奪ったが3度のブレークを奪われ、セットオールへと追い付かれてしまう。
勝敗を決める第3セットでは再び流れを掴んだビンチが、1度もブレークポイントをゴヴォルツォバに握らせず、ゴヴォルツォバのサービスゲームを全てをブレークし、第1セットに続くベーグルでこのセットを奪い、1時間22分で勝利をものにした。
試合後、ビンチは「第1セットを快勝で奪った後、第2セットの出だしでチャンスがいくつかあった。それをゴヴォルツォバに取られてしまい彼女へ流れが移ってしまった。でも第3セットはまた集中し、攻撃的なプレーをして自分のテニスをしようと努めたの。スライスを多用してネットへも出て行った。それが私のテニス。」と、試合中の心境の変化を明かしていた。
一方、ジョルジュは約1ヶ月前のソウル大会1回戦で、第1セットを先取し第2セットもリードしながら、逆転でソレル=エスピノーサに敗れていた。この日はそのリベンジを心に抱き、試合を通して1度もブレークポイントさえソレル=エスピノーサに与えなかったジョルジュが、各セットで2度ずつのブレークに成功すると、わずか58分の完勝でリベンジを成功させた。
「ここルクセンブルグでシーズンを終えるのはいつも嬉しいこと。この2年間は今大会で準優勝とベスト4と言う好成績を残しているから、地元にいるような気持ちになるの。シーズンの終盤は疲労が出始めるものだけど、ここへ来るとまだエネルギーが残っているって感じる。出来る限り上位進出をしたい。」とジョルジュは、相性の良い今大会への気持ちを語っていた。
ビンチはK・ベルテンス(オランダ)とラッキールーザーのA・ケタボング(英国)の勝者と、ジョルジュはM・ニクルスク(ルーマニア)と2回戦で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
R・ビンチ (1) ○-× O・ゴヴォルツォバ, 6-0, 2-6, 6-0
J・ジョルジュ (2) ○-× S・ソレル=エスピノーサ, 6-2, 6-1
J・ヤンコビッチ(セルビア) (3) ○-× S・ポン(中国), 3-0, 途中棄権
K・フリッペンス(ベルギー) ○-× S・リシキ(ドイツ) (5), 3-6, 6-3, 6-1
S・シルステア (6) ○-× P・マーティク, 6-2, 6-2
A・ベック(ドイツ) ○-× B・ザーロバ・ストリツォバ, 5-7, 7-6 (7-2), 6-2
L・ドミンゲス=リノ(スペイン) ○-× T・マレック, 7-6 (7-3), 6-1
V・ウィリアムズ(アメリカ) ○-× B・ベンチッチ, 6-3, 6-1
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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