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男子テニスの世界ランク2位であるN・ジョコビッチ(セルビア)とユニクロなどを展開する日本の衣料メーカーであるファーストリテイリングは16日、世界中の子どもたちのために10億円規模のファンドを設立し、これから未来をつくる彼らに様々な夢と希望を提供していくことを都内で発表した。
今回のファンドの原資は、ユニクロの2012年秋冬モデル「ヒートテック」と「ウルトラライトダウン」の売り上げの一部から拠出する。
ユニクロの代表取締役兼社長の柳井正氏とジョコビッチが共同発案した「Clothes for Smiles」というプロジェクトは活動が2つある。1つは世界中の人々からアイディア募集。もう1つはユニセフ(国際連合児童基金)とグローバルアライアンスを結び、子どもたちの教育環境支援。この2つの活動は、5億円のチャリティーとなる。
アイディアは、全世界から13カ国語でウェブサイトに投稿することができ、10月16日(火)から12月31日(月)までの期間内に一次募集される。その後、審査員のムハマド・ユヌス氏、安藤忠雄氏、ジョコビッチ、柳井氏による最終選考を通過し、2013年3月頃から実行される。
また、ユニセフとのグローバルアライアンス締結したのは、日本企業として初めてのこと。ジョコビッチがセルビアの親善大使を務めていることがきっかけとなっている。5年間で総額5億円の支援を実施する。その内容は、教育や学校に関する活動をサポートする。バングラディッシュ、中国、フィリピン、セルビアでスタートし、今後支援国の拡大をしていく。
ジョコビッチは「世界の中で、民間企業でこれだけのビジョンを持った会社は多くないと思う。できるだけサポートしていきたい。」と、コメント。
柳井氏は「非常に興奮しています。ジョコビッチ選手を日本にお招きし、このように発表できるのは凄いことだと思う。彼の精神力、自分を信じる力に対して敬意の念を持っています。」
またこの日、ジョコビッチと子どもたちとのテニス教室も開かれた。ジョコビッチは、参加した子どもたちにアドバイスやラリーをするなどでイベントを盛り上げた。テニス教室終了後ジョコビッチは、子どもたちにリストバンドをプレゼントしたりサインに応じるなどもした。
最後に「全ての子どもたちにグランドスラムで優勝する可能性がある。ここでプレーした子どもたち全員が素晴らしいタッチ感を持っていると感じた。重要なのは楽しむこと。本当にテニスのプロになろうと夢をみることが大事。このような前向きな考え方によって、人生は何でも可能にする。」と、ジョコビッチ。
《N・ジョコビッチの子どもテニス教室はこちら(Facebookページに移動します)》
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