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女子テニスツアーのジェネラーリ女子(オーストリア/ リンツ、賞金総額22万ドル、ハード)は8日から開幕し、シングルス1回戦3試合が行われ、S・アービッドソン(スウェーデン)が第4シードのL・サファロバ(チェコ共和国)を3-6, 6-2, 7-5の逆転で下す金星をあげ、ツアー下部大会含めキャリア400勝利目を飾った。
世界ランク47位で28歳のアービッドソンは、同ランク18位のサファロバから第1セットで1度ブレークしたものの、2度のブレークを許しこのセットを先取されてしまう。
しかし第2セットではサーブの調子を崩したサファロバから、3度ものブレークに成功したアービッドソンがセットを奪い返し、勝敗の行方は第3セットへと持ち越された。
その第3セットでは再び集中を増したサファロバが序盤でリードを奪い、ゲームカウント5-2と勝利に王手を掛けた。しかし、そこからアービッドソンが反撃。実に5ゲームを連取すると5回目のマッチポイントを決めて、2時間3分の大逆転劇を演出した。
アービッドソンは7月に祖国スウェーデンでの大会でベスト8入りして以来3勝6敗と調子を崩していたが、この日は崖っぷちからの逆転勝利を飾ると、1999年6月にツアー下部大会に初出場して以来となるキャリア400勝利目を飾り、トップ20選手からも10勝利目に成功した。
アービッドソンは2回戦でL・フラデカ(チェコ共和国)と対戦する。フラデカはこの日、S・ソレル=エスピノーサ(スペイン)を6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。
世界ランク48位のフラデカは同ランク85位のソレル=エスピノーサに、第1セットは2度のブレークを許したが、4度のブレークに成功しそのセットを先取する。
第2セットに入ると先にブレークに成功したソレル=エスピノーサがゲームカウント5-3とリードする。その後、第10ゲームのソレル=エスピノーサのサービスゲームでは4度のセットポイントを逃れたフラデカが反撃。タイブレークへと持ち込むと、実力に勝るフラデカがゲームカウント7-5で制し1時間51分のストレートで勝利。2回戦へ駒を進めた。
残りの試合では、K・ベルテンス(オランダ)がM・バーテル(ドイツ)を7-6 (7-3), 1-6, 6-1のフルセットで退け初戦突破を決めた。
世界ランク60位で20歳のベルテンスは、第1セットをタイブレークの接戦で奪ったものの、第2セットでは3度のブレークを許しセットオールとされてしまう。
勝敗を決める第3セットでは流れが一変し、ベルテンスは1度もブレークポイントをバーテルに握らせず3度のブレークに成功すると1時間37分のフルセットで勝利。ベルテンスは対戦4回目で初めてバーテルから勝利を飾った。
ベルテンスはラッキールーザーのC・カスターノ(コロンビア)と同じくラッキールーザーのI・C・ベグ(ルーマニア)の勝者と2回戦で対戦する。カスターノは第4シードで出場予定だったD・チブルコワ(スロバキア)が肩の怪我で、ベグはA・タチシュビリ(グルジア)がウィルス性疾患のために欠場を表明したの本戦入り。
今大会にはトップ10からは世界ランク1位のV・アザレンカ(ベラルーシ)のみがエントリーしており、1回戦でA・ルス(オランダ)と現地水曜日に対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
S・アービッドソン ○-× L・サファロバ (4), 3-6, 6-2, 7-5
K・ベルテンス ○-× M・バーテル, 7-6 (7-3), 1-6, 6-1
L・フラデカ ○-× S・ソレル=エスピノーサ, 6-3, 7-6 (7-5)
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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