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男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額220万5000ドル、ハード)は2日、シングルス1回戦残り9試合が行われ、全米オープンの決勝戦以来の試合となった第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者のM・ベレー(ドイツ)に接戦を強いられるも6-1, 6-7 (3-7), 6-2のフルセットで勝利を飾り2回戦進出を決めた。
これまで2009年、2010年と優勝しているジョコビッチは、この日の勝利で今大会の成績を10勝0敗とするなど相性の良さを証明していた。
「第1セットは良いリターンが出来て、良いプレーが出来たセットだった。第2セットの第1ゲームで何度もブレークポイントを握りながら彼(ベレー)は良いサーブで切り抜けた。そこから彼は自身の戦略を変えてきたんだ。もっと色んなショットを混ぜて来て、それを予測する事が難しかった。第3セットではリターンを調整してエンドラインの内側に入ってプレーする事にしたんだ。そしたらそれが成功した。」
と、この日の勝因を語るジョコビッチは、今季の全豪オープンで優勝を飾ると、マイアミとトロントでのマスターズ1000大会で優勝するなど、今季獲得ポイントの上位8選手しか出場できないツアー最終戦への出場権を既に手にいれている。
ベスト8進出をかけてジョコビッチは、C・ベルロク(アルゼンチン)と2回戦を行う。
そのツアー最終戦への出場権争いの最中にいる第2シードのD・フェレール(スペイン)だったが、この日ルー・イェンスン(台湾)と対戦したがゲームカウント4-5とリードされたところで途中棄権を申し入れた。フェレールはウィルス性の腹痛を訴えており、ツアー最終戦出場のポイントレースの5位にいるものの、その切符を手にするのはお預けとなった。
思わぬ形で勝利が転がり込んだルーは、準々決勝進出をかけてR・ハリソン(アメリカ)を7-6 (7-3), 5-7, 6-2で下したF・ロペス(スペイン)と2回戦で対戦する。
その他、第3シードのJW・ツォンガ(フランス)がD・イストミン(ウズベキスタン)を4-6, 6-1, 7-6 (7-3)の逆転で退け、辛くも初戦突破を決めた。
世界ランク7位のツォンガは、昨年はツアー最終戦では決勝進出を果たし、R・フェデラー(スイス)に敗れたものの準優勝を飾っていた。現在ツォンガは、その出場権獲得へのレースではぎりぎりの8位にいるため、激しい出場権争いの真っただ中にいる。
「1回戦から良い選手との対戦で簡単な試合ではなかった。環境に慣れるのも難しかった。ポイントごとに徐々にプレーが良くなっていった。最終戦でプレーするにはまだポイントが必要。だから勝利がとても重要で、今後も勝ち続けたい。」
と、現在の心境を語ったツォンガは、昨年の今大会ではベスト4入りしており、今年はそれ以上の成績を狙って2回戦ではN・ダビデンコ(ロシア)と戦う。この日のダビデンコはA・ボゴモロフJR(ロシア)を7-5, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
N・ジョコビッチ (1) ○-× M・ベレー, 6-1, 6-7 (3-7), 6-2
ルー・イェンスン ○-× D・フェレール (2), 5-4, 途中棄権
JW・ツォンガ (3) ○-× D・イストミン, 4-6, 6-1, 7-6 (7-3)
R・ガスケ(フランス) (5) ○-× M・エブデン(オーストラリア), 6-2, 6-4
M・ヨージニ(ロシア) ○-× T・ハース(ドイツ), 6-4, 4-6, 6-2
N・ダビデンコ ○-× A・ボゴモロフJR, 7-5, 6-1
A・セッピ(イタリア) ○-× J・ベネトー(フランス), 6-1, 2-0, 途中棄権
F・ロペス ○-× R・ハリソン, 7-6 (7-3), 5-7, 6-2
J・メルツァー(オーストリア) ○-× P・アンジャー, 6-1, 4-6, 7-6 (7-3)
今大会の優勝賞金は53万570ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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