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男子テニスツアーのベット・アット・ホーム・オープン(ドイツ/ハンブルグ、賞金総額90万ユーロ、クレー)は19日に、シングルス2回戦残り4試合が行われ、第1シードのN・アルマグロ(スペイン)がN・ダビデンコ(ロシア)を6-4, 6-3のストレートで下すなど、シード勢が順当に準々決勝進出を決めた。
世界ランク10位のアルマグロは、2009年の今大会チャンピオンのダビデンコに各セットで1度ずつブレークを許したものの、いずれも2度のブレークを奪い返すと78分のストレートでダビデンコを退け順当にベスト8進出を決めた。
今季クレー2大会で優勝を飾っているアルマグロは、先週行われたスウェーデン・オープンでも決勝進出を果たしていたがD・フェレール(スペイン)に敗れ準優勝だった。この日の勝利で今季のクレーでの成績を33勝8敗へと伸ばしたアルマグロは、今季3度目の優勝へ向けて準々決勝で第6シードのP・コールシュライバー(ドイツ)と顔を合わせる。
この日の2回戦でコールシュライバーはF・フォニュイーニ(イタリア)を7-5, 6-2のストレートで退けて、今大会9回目の出場で自身初となるベスト8入りを果たした。
「とても不安定なスタートでした。ミスを連発してしまい、彼(フォニュイーニ)も良いテニスをしていたのです。それでも幸いな事に、徐々にプレーの質を上げる事が出来て、試合の終盤は気持ち良くプレーする事が出来ました。」と試合を振り返るコールシュライバー。
昨年の今大会の3回戦でも対戦している両者。その時はアルマグロに軍配が上がっていたが「厳しい試合になるでしょう。失う物はありません。ここハンブルグでは初めてベスト8入りも出来ましたし、この結果には満足しています。」とコールシュライバーは次戦への意気込みを加えていた。
その他の試合では第3シードのJ・モナコ(アルゼンチン)も予選を勝ち上がったD・ムニョス-デラナバ(スペイン)を7-6 (7-4), 6-3で倒して準々決勝進出を決めた。
現在自己最高位の世界14位にいるモナコは同142位のムニョス-デラナバに、第1セットでは4度のブレークを奪い合うブレーク合戦からタイブレークへ。そのタイブレークでは実力に勝るモナコが制してそのセットを先取する。
続く第2セットでは1度ブレークを許したモナコだったが、このセットでも3度のブレークに成功し1時間57分のストレートで勝利。今季3度目の優勝へ好調なプレーを続けた。
先週のメルセデス・カップの決勝戦でJ・ティプサレビッチ(セルビア)に敗れ惜しくも準優勝だったモナコは、2週連続の準決勝進出を懸けてJ・シャーディ(フランス)と準々決勝を行う。シャーディはこの日、主催者推薦のJ・ライスター(ドイツ)を7-5, 6-4で下しての勝ち上がり。
世界ランク52位のシャーディに対し同483位のライスターは、第1セットは1度ずつのブレークを奪い合うも、終盤で2度目のブレークをシャーディに許し、そのセットを失ってしまう。
第2セットに入ると集中を増したシャーディが1度もライスターにブレークポイントさえ許さず、1度ブレークを奪うと1時間36分のストレートでライスターを退けた。
今大会の優勝賞金は21万6500ユーロ。
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