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男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額35万8425ユーロ、クレー)は木曜日、シングルス2回戦の残り4試合を行い、世界ランク14位で第2シードのJ・モナコ(アルゼンチン)がT・カンケ(ドイツ)を6-2, 6-3で退けるなど、ベスト8が出揃った。
今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が初戦となったモナコは、同98位のカンケに対し各セットで2度のブレークに成功すると1時間23分のストレートで一蹴。今季3度目の優勝へ向けて順当にベスト8進出を果たした。
「今日は序盤から良いプレーが出来たと思います。チャンスは全て物に出来たので、とてもハッピーです。1日1日をしっかり戦いたいと思います。体調も良いですが、毎試合別のものなのでどこまで勝ち上がれるか頑張りたいです。」とモナコは、次の試合へ向けて再び気を引きしめていた。
準々決勝でモナコは、予選を勝ち上がったP・セルベナクと顔を合わせる。セルベナクはこの日、第8シードのT・ハース(ドイツ)を6-4, 6-4のストレートで倒し、昨年に続いてのベスト8進出を決めた。
「今日の試合は最高の試合の1つでした。4、5千人の観客のほとんどが地元の彼(ハース)を応援してしている中での試合は初めてでした。そんな中、試合を通してリラックスしてプレーが出来たのです。彼への期待が大きかったのが鍵だったと思います。何のプレッシャーもなかったので、緊張する事もなくリラックスして試合に臨めたのです。」とセルベナクは試合を振り返った。
その他、この日の2回戦が初戦だった第3シードのB・トミック(オーストラリア)だったが、T・ベルッチ(ブラジル)の前に6-7 (6-8), 3-6のストレートで敗れ、早々に大会を去る結果となった。
世界ランク64位のベルッチは同45位のトミックに対して、第1セットでは2度ずつのブレークを奪い合いタイブレークへともつれた。そのタイブレークを接戦の末に奪ったベルッチは、勢いのままに第2セットでは1度もブレークをトミックに許さず1度ブレークに成功すると1時間47分のストレートでシードダウンを演じた。
「とても厳しい試合でした。試合の序盤ではやや緊張してしまい1-4とリードを許してしまいました。しかしそこから徐々にプレーが良くなったのです。第2セットはより気持ち良く、自信を持ってプレーする事が出来ました。」とベルッチは、劣勢から挽回した時の気持ちを語っていた。
ベルッチは準々決勝でJ・シャーディ(フランス)を4-6, 7-6 (10-8), 6-3の逆転で倒したC・M・ステベ(ドイツ)と対戦する。第1セットを失ったステベは第2セットを接戦の末に奪い返すと、第3セットでは3度のブレークに成功するなど、2時間47分の接戦を制し詰め掛けた地元ファンの声援に勝利で答えた。
今大会の優勝賞金は6万4700ユーロ。
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