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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会9日目の4日、センターコートで男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第26シードのM・ヨージニ(ロシア)に6-1, 6-2, 6-2のストレートで勝利、3年ぶり8度目となるベスト4進出を決めた。
この日のセンターコートには英国王室のウィリアム王子夫妻をはじめ、ロンドンに到着したばかりのA・アガシ(アメリカ)とS・グラフ(ドイツ)、さらにはフェデラーが初優勝した時の決勝の相手であるM・フィリプーシス(オーストラリア)など豪華な面々が顔を揃えた。
「良い試合でした。」とフェデラー。「今日は僕にとって全てが上手くいきましたから、とても満足しています。屋根が開いた状態でプレーするのは気持ちが良いです。積極的にプレーできましたしサーブも良かったです。今日のパフォーマンスには本当に満足しています。」
第1セット第2ゲームでいきなりブレークに成功したフェデラーは、そのまま勢いに乗ると、自らのサービスゲームでは1本もブレークピンチに直面することなく、第7ゲームで再びブレークを奪い、28分でセットを先取する。
第2セットのオープニングゲームをブレークしたフェデラーは、第7ゲームでもブレークに成功しゲームカウント5-2とリードを奪うと、続く第8ゲームを危なげなくキープ、2セットアップとリードを広げる。
攻撃の手を緩めないフェデラーは、第3セットのオープニングゲームでブレークに成功して早々にリードを奪う。第4ゲームでフェデラーは2本のブレークピンチに直面するが、このピンチを切り抜けると、第5ゲームでブレークを奪い、一気にヨージニを突き放した。
この日の試合でフェデラーは、25本のウィナーと13本の凡ミスを記録。またファーストサーブが決まった時には、88%と高い確率でポイントを奪っていた。
2010年はT・ベルディフ(チェコ共和国)、昨年はJW・ツォンガ(フランス)に準々決勝で敗れていたフェデラーは、準決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
金曜日に予定されている準決勝に向けてフェデラーは「これが僕たちにとって初めてのグラスコートでの対戦だなんて面白いね。楽しみにしているよ。僕にとって良い大会になったよ。良い感触を感じますし、」
世界ランク3位のフェデラーは、もし準決勝でジョコビッチに勝利して、今大会で3年ぶりのタイトルを獲得すると、およそ2年ぶりに世界ランク1位に返り咲くこととなる。
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