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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会4日目の28日、女子シングルス2回戦が行われ、センターコートでは第6シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がM・シンク(ハンガリー)に6-1, 6-4のストレートで快勝、3回戦に駒を進めた。
この日の試合でセリーナは、10本のサービスエースを記録するなど、ファーストサーブが決まった時には28本中27本のポイントを獲得、シンクに1本もブレークチャンスを与えない安定したプレーを披露した。
「自分のサーブが大好きです。サーブを打つとき、良い気持ちの時はなおさらです。」と、自らの武器の一つであるサーブについてコメントしたセリーナは、第25シードの鄭潔と3回戦で対戦する。
前日に始まったものの、日没のために試合が中断されていた第1シードのM・シャラポワ(ロシア)とT・ピロンコバ(ブルガリア)の対戦は、シャラポワが7-6 (7-3), 6-7 (3-7), 6-0のフルセットで勝利している。
前日の試合では、シャラポワがセットポイントのピンチを5本も切り抜け第1セットを先取、第2セットでは3-1とリードを奪ったところで日没、シャラポワがリードして中断されていた。そして再開された試合では、シャラポワが2ゲームを立て続けに落とすと、タイブレークでは3本連続でダブルフォルトを犯していた。
「まるで2試合をしたようです。」とシャラポワ。「リードしていたので、今日は良いスタートを切りたかったです。計画通りにはいきませんでした。サーブが本当に良くありませんでした。」
2008年に肩の手術を受けたシャラポワは、復帰後は自らのサーブに悩まされる時期が続いていた。この日はそれが再発したかと思われたが、ファイナルセットでは見事に立ち直り、ピロンコバを一気に突き放した。
ファイナルセットについてシャラポワは、特に大きくプレーを変えたわけではないとしている。
「私たちは同じボールでプレーしていましたし、私は同じラケットを使っていました。」とシャラポワ。「少しだけプレーを良くなっただけです。」
一方で世界ランク38位のピロンコバは、一昨年はベスト4、昨年はベスト8と今大会で好成績を残していた。
「もし彼女がグラスコートで1年中プレーしたら、トップ5に入るでしょう。」とシャラポワ。「彼女のプレーは、完璧に芝に合っています。」
第2シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はR・オプランディ(スイス)に6-2, 6-0で快勝、今年の全豪オープンに続くメジャータイトル獲得に向けて、順調な勝ち上がりを見せている。
またディフェンディング・チャンピオンで第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)がE・バルタチャ(英国)に6-0, 6-4で、第8シードのA・クルベールがE・マカロバ(ロシア)に7-5, 6-3で勝利、順当に3回戦進出を決めている。
その一方、昨年の今大会でベスト8に進出している第9シードのM・バルトリ(フランス)が、1999年のベスト4であるM・ルチッチに4-6, 3-6で敗れる波乱が起きている。30歳のルチッチは、当時15歳だった1997年にツアー初優勝を飾るなど将来を嘱望されていたが、2000年以降は家庭のトラブルにより表舞台から遠ざかっていた。
先の全仏オープンで決勝進出を果たしていた第10シードのS・エラーニ(イタリア)は、試合を通して5本しか凡ミスを犯さない安定したプレーで地元勢のA・ケタボング(英国)に6-1, 6-1で快勝、3回戦に駒を進めている。
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