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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会11日目の6日、スザンヌ・ランランコートで男子シングルス準々決勝が行われ、第6シードのD・フェレール(スペイン)が第4シードのA・マレー(英国)に6-4, 6-7 (3-7), 6-3, 6-2で勝利、自身初となるベスト4進出を果たした。
3時間45分のマラソンマッチを制したフェレールは、マレーとのクレーコートでの対戦成績を5戦5勝とするとともに、キャリア通算成績を450勝239敗とした。
今大会に出場するのは今年で10年連続となる30歳のフェレールは、第1セット第4ゲームでブレークに成功したものの、第9ゲームでブレークバックを許してしまう。しかし、第10ゲームで再びブレークに成功すると66分でセットを先取する。
第2セットはお互いに2度ずつのブレークに成功するという一進一退の展開となると、ともに決定的なリードを奪えないままタイブレークに突入する。このタイブレークでは、序盤でリードを奪ったマレーが逃げ切り、1セットオールとなる。
両者一歩も譲らない展開で始まった第3セット、オープニングゲームをマレーがキープした後の第2ゲーム、強い雨が降り出し試合は一時中断。選手達はコートからの退場を余儀なくされる。
およそ30分後に試合は再開されると、フェレールが第3ゲームでブレークに成功、ゲームカウント3-1とリードを奪う。対するマレーもブレークバックに成功し3-3となるが、第7ゲームで再びフェレールがブレーク、さらに5-3とリードを広げる。マレーのサーブとなった第9ゲームで、フェレールは2本のセットポイントをふいにしたが、3本目のチャンスでマレーがエラーを犯し、セットカウント2-1とする。
第4セットではミスを散発するマレーに対し、堅実なプレーを続けるフェレールが第4ゲームでブレークして3-1とリードを奪うと、マレーの追撃をかわして逃げ切った。
第1セットでは7本のブレークチャンスがありながらも、1度しかブレークに成功しなかったマレーは「今夜は良いテニスだったと思います。ただチャンスを生かせませんでした。最後の2セットでも彼のサーブで多くのチャンスがありましたし、長くなった自分のサービスゲームをキープできませんでした。彼はとても堅実でしたから、チャンスで決めきれないと長いゲームになり、それがプレッシャーになりました。実際、最後の2セットで彼は6度もブレークしています。」と、試合を振り返った。
準決勝でフェレールは、第2シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。フェレールがグランドスラムの準決勝に進出するのは、2011年の全豪オープン以来となるが、その時は準々決勝でナダルに勝利していた。
しかしその試合以降、フェレールはナダルに4連敗を喫している。また、その全試合がクレーコートで行われており、そのうち3試合はツアー決勝の舞台だった。
「彼はクレーコートで史上最高の選手だから、タフな試合になるだろうね。」と、フェレールはナダルとの対戦についてコメントを残している。
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