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男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、賞金総額167万7500ユーロ、クレー)は27日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第8シードの錦織圭(日本)は第9シードのF・ベルダスコ(スペイン)と対戦したが、第1セット途中で腰の痛みを訴えて棄権、ベスト4進出はならなかった。
今季3度目となるツアー準々決勝進出を果たしていた錦織であったが、この日は世界ランク20位のベルダスコにブレークを許してしまうと、メディカル・タイムアウトを要求。コートサイドで治療を受けた後、試合の続行を試みるが、それ以上のプレーは不可能と判断、ゲームカウント2-4で無念の途中棄権となった。
思わぬ形で勝利となったベルダスコは、準決勝で第1シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。ディフェンディング・チャンピオンであるナダルは、第5シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)に6-2, 6-2のストレートで快勝、ベスト4進出を決めている。
今大会7度目の優勝を目指すナダルは、試合開始から4ゲームを連取するなど試合を主導権を握ると、第2セットでも第5ゲームでブレークにし成功すると、そのまま世界ランク8位のティプサレビッチを圧倒した。
「第1セットは本当に良いプレーできました。第2セットの序盤でこちらのボールが浅くなったとき、彼が攻撃に転じました。」とナダル。「試合には満足しています。再び準決勝に進出できましたし、明日は最高のレベルでプレーする必要があるでしょう。」
もう一方の準決勝では、第11シードのM・ラオニチ(カナダ)と第3シードのD・フェレール(スペイン)と対戦することとなった。ラオニチは第2シードのA・マレー(英国)に6-4, 7-6 (7-3)で、フェレールは第7シードのF・ロペス(スペイン)に6-7 (4-7), 7-6 (9-7), 6-3で勝利している。
第1セット第7ゲームでブレークに成功したラオニチは、自らのサービスゲームではマレーにチャンスを与えない内容で第1セットを先取する。
対するマレーは第1セットではラオニチのサービスゲームでわずか4ポイントしか獲得できなかったが、第2セットでは土壇場でブレークに成功しタイブレークに持ち込む。しかし、タイブレークでは勢いに乗るラオニチが一気にマレーを押し切った。
「とても難しい試合でしたが、大きな自信になりました。」とラオニチ。「クレーは彼が得意とするサーフェスではありませんが、安定して好成績を残しています。昨年は全仏オープン、モンテカルロ、ローマでベスト4に進出しています。彼はクレーでも本当に良いプレーが出来るのです。サーフェスに関わらず、今日の勝利は大きいです。」
今大会の優勝賞金は30万1150ユーロ。
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