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男子テニスツアーのハッサン2世グランプリ(モロッコ/カサブランカ、賞金総額39万8250ユーロ、クレー)は11日、シングルス2回戦4試合が行われ、第2シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)がF・チポッラ(イタリア)に4-6, 1-6で、第4シードのD・イストミン(ウズベキスタン)もI・アンドレエフ(ロシア)に7-6 (7-3), 3-6, 2-6とシード勢が敗退する波乱の1日となった。
世界ランク22位のドルゴポロフは第1セットでは1度、第2セットでも3度のブレークを同85位のチポッラに許してしまう。自身のサービスゲームでは安定したプレーを終始続けたチポッラは、1度もドルゴポロフにブレークポイントさえ握らせず、わずか62分のストレートで勝利を飾った。
2009年5月以来自身3度目となるツアー8強入りを決めた28歳のチポッラは、昨年1月に248位だったランキングを11月には自己最高位の75位まで上昇させていた。172cmと小柄なチポッラは、自身初となるツアー4強入りを懸けてB・パイユ(フランス)と準々決勝で対戦する。パイユはこの日、M・バッヒンガー(ドイツ)を6-7 (3-7), 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
世界ランク42位のイストミンは第1セットをタイブレークの末に先取するものの、その後は同100位のアンドレエフから1度もブレークが奪えず、第2セットでは1度、第3セットでは2度のブレークをアンドレエフに奪われてしまい、2時間16分の逆転で敗れ大会を後にした。
「この試合は風が強い難しい状況の中での難しい試合でした。」と振り返るアンドレエフ。「何とか勝利を掴み、準々決勝へ進めてとても嬉しいです。この大会は相性の良い大会だと思います。2度目の出場ながら、前回の2009年にもベスト4入りに成功しているからです。彼(イストミン)はこのところ好調なプレーを続けていたので、今回の勝利はとても自信に繋がります。」
と、勝利の喜びを語るアンドレエフは、今大会2度目のツアー4強入りを懸けてG・ガルシア=ロペス(スペイン)と準々決勝で顔を合わせる。ガルシア=ロペスは2007年の今大会のチャンピオンであるP・H・マチュー(フランス)を6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
これまで2度の対戦でマチューから勝利を上げられなかったガルシア=ロペスは「彼と対戦するのはいつも厳しいものです。今まで一度も勝った事がありませんでしたが、今日の自分は1回戦より更に良いプレーが出来ました。より安定して正確なプレーが出来ました。」と自分のプレーに満足気だった。
今大会の優勝賞金は7万1900ユーロ。
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