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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額469万4969ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第11シードのJ・アイズナー(アメリカ)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで倒し、優勝を飾った。フェデラーは優勝賞金100万ドルを獲得した。
試合後、フェデラーは「今年は例年よりも大会に出場することにしています。すべてが順調に行けば今大会、また来週から始まるマイアミの大会でいいプレーができると考えていました。それが実現したのです。全て順調に行ったので少し驚いています。」と打ち明けた。
これでフェデラーは昨年のUSオープン以降の戦績を39勝2敗に伸ばした。2敗の内容は、今年の全豪オープンの準決勝でのR・ナダル(スペイン)戦と先月のデビスカップのスイス対アメリカにおけるアイズナー戦でのもの。フェデラーは今大会の準決勝でナダルを、決勝でアイズナーを下しており、2敗のリベンジを果たした格好となった。
決勝戦は降雨の影響により第1セットで12分の中断が生じた。また今大会では風が強く、気温も上がったり下がったりし、選手たちはその調整に苦しんだ。さらにフェデラーは風邪を引いており、特に最初の3日間は症状がひどかったようだ。フェデラーは「何とか風邪を乗り切り、最後にはいい結果が生まれて驚いています。特に最後の3試合はいいプレーができました。最高に幸せです。素晴らしい勝利を収めることができました。」と振り返った。
これでフェデラーのATPワールドツアーマスターズ1000でのタイトルは19となり、ナダルに並んだ。また今大会では2004~2006年に3連覇しており、これで4度目のタイトルとなった。今大会での4勝目はJ・コナーズ(アメリカ)、M・チャン(アメリカ)に並ぶ成績。これについてフェデラーは「前回優勝してから長い期間を経て再び優勝できたことに驚いています。特に今年初めはうまく行かず、色々悩んでいてだけに尚更です。」と話した。
一方、準優勝に終わったアイズナーだが、準決勝で世界王者のN・ジョコビッチ(セルビア)を倒し、またマスターズ1000の大会で初の決勝進出を決めたことで一皮剥けたようだ。この結果、アイズナーは月曜日に発表される最新の世界ランキングでトップ10入りする。
アイズナーは「今大会のことは長い間忘れることはないでしょう。トップ10入りできてうれしく思います。これからの課題はどうやってトップ10に居続けるか、ということです。これから取り組んで行きたいと思います。」と早速気を引き締めていた。
決勝戦のアイズナーは得意とするサービスの調子が悪く、サービスエースの数ではフェデラーの7本に対し4本にとどまった。またジョコビッチ戦では時速217~230kmのサービスを記録していたが、決勝では最速が時速217kmだった。アイズナーのサービスについてフェデラーは「時速225km級のサービスがセンターに入らなくてラッキーでした。」と述べている。
しかしサービスについてアイズナーは異なった意見を持っているようだ。「サーブはそこそこよかったと思います。サーブのせいで負けたとは思いません。彼(フェデラー)のプレーは私のプレーに勝っていましたし、彼のフォアハンドはすごすぎました。」
決勝戦の第1セットは接戦となり、試合は結局タイブレークへ。タイブレークは7-7までもつれ込んだが、次のポイントでフェデラーが長身のアイズナーの頭上を抜いてベースラインに落ちる見事なロブで8-7とすると次のポイントも奪い、そのまま同セットを先取。
第2セットでは、3-3からアイズナーのバックハンドボレーがネットにかかってフェデラーがブレークに成功、4-3とリードする。これを機に流れに乗ったフェデラーはそこから2ゲームを連取し、試合に終止符を打った。
アイズナーは同胞のS・クエリー(アメリカ)と組んだダブルスでも決勝に進んでいたが、ナダル/M・ロペス(スペイン)組に6-2, 7-6 (7-3)で敗れてこちらも準優勝に終わった。これについてアイズナーは「アンラッキーでした。でも文句を言っている訳ではありません。今週は一度にたくさんのことが起こりました!」と話していた。
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