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男子テニスツアーのハイネケン・オープン(ニュージーランド/オークランド、賞金総額39万3250ドル、ハード)は10日、シングルス1回戦残り9試合が行われ、アメリカ期待の19歳のR・ハリソン(アメリカ)が怪我から復帰途中のS・クエリー(アメリカ)との同胞対決を6-4, 6-3のストレートで制し2回戦進出を決めた。
主催者推薦を受けて今大会の本戦へ出場した両者は、公式戦初対戦となった。この日の試合では、第1セットで1度ブレークを奪われたハリソンだったが、クエリーの第2サーブを積極的に攻め2度のブレークに成功しセットを先取。
第2セットでハリソンは、クエリーに1度もブレークポイントを握らせない完璧なサービスゲームを展開。逆にクエリーから5度掴んだブレークポイントを1度成功させ、わずか69分の快勝でハリソンが先輩であるクエリーから勝利を掴んだ。
「試合のスタートから最後まで、とても良いプレーが出来ました。シーズン最初の勝利を飾れたことは大変気分の良いものです。特にオフシーズンのハードなトレーニングの後にはなおさらです。とにかく2回戦に進出できた事に興奮しています。サムのような選手相手に早い試合は予想していませんでしたが、今日はサーブも良く、良いテニスが出来てとても嬉しいです。」とハリソンは喜びを語っていた。
クエリーはキャリアベストのシーズンであった2010年に自己最高位17位まで上り詰めたが、昨年は右肘を痛め手術を受けるなど、満足にシーズンを戦う事が出来なかった。復帰を目指すクエリーは、主催者推薦を受けて本戦でプレーしたものの、後輩のハリソンの前に敗れて大会を去る結果となってしまった。
ハリソンは自身3度目のベスト8進出を懸けて第8シードのP・コールシュライバー(ドイツ)と2回戦を行なう。コールシュライバーはこの日、予選勝者のS・ボーリ(スイス)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで退けての勝ち上がり。
この日登場したその他のシード選手は第5シードのK・アンダーソン(南アフリカ)だったが、予選勝者のA・マンナリノ(フランス)の前に3-6, 3-6のストレートで敗退する波乱に見舞われてた。
世界ランク87位のマンナリノは、昨年はヨハネスブルグ大会で自身2度目のベスト4進出を果たしたが、その準決勝ではアンダーソンに敗れていた。この日のマンナリノは同32位のアンダーソンにリベンジを果たす形となった。
昨年の今大会でも予選を勝ち上がりベスト8進出しているマンナリノは「今日は良いプレーが出来ました。去年はとても好調なプレーが出来たけど、今年も同じような気分でプレーが出来ています。」と大会との相性の良さを感じていた。
そのマンナリノは2回戦でI・クニツィン(ロシア)を2-6, 6-4, 6-2の逆転で倒したG・ガルシア=ロペス(スペイン)と戦う。
その他の試合結果は以下の通り。
O・ロクス(ベルギー) ○-× T・カンケ(ドイツ), 7-5, 6-4
B・パイユ(フランス) ○-× J・C・フェレーロ(スペイン), 6-3, 6-2
C・ベルロク(アルゼンチン) ○-× F・ボランドリ(イタリア), 6-5, 途中棄権
L・ロソル(チェコ共和国) ○-× A・ラモス(スペイン), 6-2, 6-4
P・スタラーチェ(イタリア) ○-× A・モンタネス(スペイン), 6-3, 6-2
今大会の上位4シード選手は1回戦が免除されており2回戦から登場する。第1シードはD・フェレール(スペイン)、第2シードにN・アルマグロ(スペイン)、第3シードがF・ベルダスコ(スペイン)、そして第4シードにJ・I・チェラ(アルゼンチン)と続く。
フェレールはロソルと、アルマグロはS・ヒラルド(コロンビア)と、ベルダスコはベルロクと、チェラはパイユと、それぞれ2回戦を行なう。
今大会の優勝賞金は7万1900ドル。
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