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男子テニスツアーのマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額85万ドル、カーペット)は月曜日に初日を迎え、シングルス1回戦3試合が行われ、主催者推薦で出場のM・バグダティス(キプロス)が第6シードのA・ボゴモロフJR(アメリカ)を7-6 (7-3), 6-4のストレートで下す金星を上げると共に、キャリア通算200勝目を飾った。
第1セットでは、両者1度もブレークポイントを与えないサービスゲームを披露するなど譲らない展開からタイブレークへともつれた。そのタイブレークでは元世界ランク8位のバグダティスが主導権を握り、そのセットを先取する。
第2セットでは2度握られたブレークポイントを切り抜けたバグダティスが、この日唯一となるブレークをボゴモロフJRから奪い、そのリードを維持したまま1時間45分で勝利を決めた。
この試合で6本のサービスエースを叩き出してキャリア200勝利目を記録したバグダティスは「そのことは考えていなかった。大会の1回戦だし、ただ勝利を目指してベストを尽くしただけ。アレックスはとても良いプレーをしていたから、自分のテニスのレベルを上げる必要があった。本当に差は無かったけど、何とか彼を上回れることができた。」と試合を振り返っていた。
バグダティスは昨年の今大会では準々決勝でM・ヨージニ(ロシア)に敗れていたが、今年は今季初優勝を目指して2回戦では、S・デウバーマン(インド)と予選勝者のM・レドフスキクの勝者と2回戦で対戦する。
その他の試合では、第7シードのD・ツルスノフ(ロシア)がP・カプデビル(チリ)を6-2, 2-6, 6-1のフルセットで退け、順当に2回戦進出を決めた。
世界ランク41位のツルスノフは、同104位のカプデビルから第1セットでは2度のブレークを奪い先取するも、第2セットに入ると一変。逆にカプデビルが2度のブレークをツルスノフから奪い、勝敗の行方はファイナルセットへともつれた。
第3セットでは、実力に勝るツルスノフが再び集中を高め、1度握られたブレークポイントを退けると、カプデビルから2度のブレークに成功し2時間14分で勝利。これでツルスノフは、カプデビルとの対戦成績を無傷の4連勝とした。
2回戦でツルスノフは主催者推薦のD・ゴッフィンと対戦する。この日の試合でゴッフィンは、M・エブデン(オーストラリア)との主催者推薦対決を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで制しての勝ち上がり。
20歳のゴッフィンは試合を通してエブデンに8本のサービスエースを決められるも、第1サーブでは78%、第2サーブでも57%と、自身のサーブでは高い確率でポイントを獲得するなど、1時間35分のストレートで勝利。今季開幕戦のチェンナイ・オープン以来で自身2度目となるATPツアー本戦での勝利を飾った。
「第2セットになってから彼がとても攻撃的になりました。同時に腹痛も感じてしまい、3-5とリードされてしまいました。それでもそこから何とか追い付いて、タイブレークではサーブが良くなって勝利することが出来てとても嬉しいです。主催者推薦で本戦でプレーできたのはボーナスのようなもの。それを生かして2回戦に進めたのは本当に最高の気分です。何も失うものはないので、次の試合もベストを尽くすのみです。」
現在世界ランク276位のゴッフィンは勝利への喜びを語り、自身初のATPツアーでの準々決勝進出を狙う。
また、この日行われた予選最終ラウンドでは予選第2シードの伊藤竜馬(日本)が登場したが、レドフスキクに7-6 (7-5), 2-6, 6-7 (6-8)と2時間38分の接戦の末に敗れ、本戦入りとは行かなかった。
また杉田祐一(日本)も予選第5シードでエントリーしていたが、予選1回戦で敗退している。
今大会の優勝賞金は15万5000ドル。
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