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女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップのワールドグループ2のプレーオフ、日本対アルゼンチン(兵庫/ブルボンビーンズドーム、ハード)の対戦カードが発表され、第1試合では土居美咲(日本)とM・イリゴエンが対戦する事が決まった。
シングルス2試合が行われる土曜日、第2試合では森田あゆみ(日本)とM・オルーが対戦する。対戦2日目となる日曜日にはリバース・シングルス2試合とダブルス1試合が予定されており、森田とイリゴエン、土居とオルーがシングルスを行ったあと、藤原里華(日本)/奈良くるみ(日本)組とイリゴエン/オルー組が対戦する。
この対戦は当初、4月に東京で開催される予定であったが、3月11日に起きた東日本大震災の影響を受けて延期となっていた。
日本代表チームの村上武資監督は「これが自分にとって初めてのホームでの対戦です。我々にとって大きなチャンス。ベストを尽くします。」と、2008年以来となる日本でのフェドカップ開催に気合いを入れた。
また村上監督は「これが我々のベストチームです。相手は重要ではありません。被災した人達のためにプレーします。」と、意気込みを語っている。
また日本には有利な条件が揃っている。ホームであるという以上に、世界ランク47位の森田、同107位の土居とメンバーを揃えた日本に対し、アルゼンチンは今回のナンバー1であるイリゴエンですら同287位となっている。
アルゼンチンには、シングルス世界ランク51位、ダブルス世界ランク4位のG・ドゥルコ(アルゼンチン)という絶対的なエースがいるが、今回の対戦には帯同していない。当初の4月であればドゥルコは出場する予定であったが、7月にスケジュールが変更になったため、出場が出来なくなってしまった。
今季の全豪オープンのタブルスでタイトルを獲得しているドゥルコは、来週に結婚を控えているため今回の出場を断念している。
こうした理由もあり、優位となった状況に対して森田は「相手のことは分かっていません。自分のベストを尽くすために集中するだけです。」と、意気込みを語っている。
また、今年のウィンブルドンで3回戦に進出している土居は「相手が誰であろうと関係ありません。重要なことは、自分がどういうプレーをするかです。」と、自らのパフォーマンスが重要であることを強調している。
その一方、2001年からフェドカップに出場し続けているベテランの藤原は「私たちはホームアドバンテージがあります。しかし、フェドカップでは何が起きるか分かりません。アウェーのチームは、常に死力を尽くしてくるからです。」と、気を引き締めた。
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