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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(英国/ロンドン、賞金総額1460万ポンド、芝)は25日、女子シングルス3回戦9試合が行われ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)、第5シードのM・シャラポワ(ロシア)、第7シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)らが勝ち上がったが、第6シードのF・スキアボーネ(イタリア)は敗退した。
今年のセンターコートに初めて登場した世界ランク1位のウォズニアキは、第27シードのJ・ガイドソバ(オーストラリア)を6-3, 6-2のストレートで下している。
第1セット第8ゲームでブレークに成功したウォズニアキは、そのままセットを先取すると、ガイドソバに反撃のチャンスを与えることなく66分で勝利を収めた。
今大会への準備としてグラスコートで行われる大会に出場するトップ選手が多い中、ウォズニアキはハードコートで行われた地元大会に出場していたが、調整不足に陥ることはなかったようだ。
「素晴らしい準備が出来たと思います。ここには1週間も早く来ることが出来ました。試合も、ここにいることも楽しんでいます。もちろん、修正すべき点はいつでもありますが、今週は良いプレーが出来ています。それほど頻繁にプレーするサーフェスではありませんが、いつもプレーすることを楽しみにしています。」
今大会では4回戦進出が過去最高成績となっているウォズニアキは、自身初となるベスト8進出を懸けて第24シードのD・チブルコワ(スロバキア)と対戦する。チブルコワは、第16シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで下している。
22歳のチブルコワと20歳のウォズニアキは、これまでは通算6勝2敗でウォズニアキがリートしているが、今シーズンに限ると1勝1敗の五分の対戦成績となっている。
4回戦について聞かれたウォズニアキは「ジュニア時代からお互いに対戦してきましたから、相手のことは良く分かっています。彼女は背の高い選手ではありませんが、早いタイミングでボールを叩き、攻撃するチャンスを狙います。サーブを良く入れて、たくさん返球しイニシアチブを握り、彼女を走らせる必要があります。どうなるか楽しみです。」と、試合の展望を述べている。
2004年のチャンピオンであるシャラポワは、K・ザコパロバ(チェコ共和国)を6-2, 6-3のストレートで下すと、キャリア通算7度目となる今大会での4回戦進出を果たしている。
試合後の会見でシャラポワは「第2セットではブレークダウンしていましたが、勝利することが出来て嬉しいです。2週目に向けて、調子を上げる必要があります。特にグランドスラムでは、対戦相手はタフになって行きます。自らのレベルを上げていくことが、2週目の全てなのです。」と。2週間かけて行われるグランドスラムの難しさを語っている。
またディフェンディング・チャンピオンのセリーナは、第26シードのM・キリレンコ(ロシア)に6-3, 6-2で勝利している。およそ1年ぶりにツアーに復帰したばかりのセリーナにとって、復帰から5試合めにして初めてのストレート勝ちとなった。
その一方で、昨年の全仏女王であるスキアボーネは、ノーシードのT・パスゼック(オーストリア)に6-3, 4-6, 9-11と大接戦の末に敗退、早くも大会を去ることとなった。
この他の試合の結果は以下の通り。
M・バルトリ(フランス) (9) ○-× F・ペネッタ(イタリア) (21), 5-7, 6-4, 9-7
P・ツェトコフサ(チェコ共和国) ○-× A・イバノビッチ(セルビア) (18), 6-2, 7-6 (7-0)
S・ポン(中国) (20) ○-× M・シンク(ハンガリー), 6-2, 7-6 (7-5)
S・リシキ(ドイツ) ○-× 土居美咲(日本), 6-4, 6-2
今大会の優勝賞金は110万ポンド。
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