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女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額205万ドル、クレー)は水曜日、シングルス2回戦残り14試合が行われ、世界ランク1位で第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が予選を勝ち上がったA・ロディオノワ(ロシア)を6-2, 6-0で一蹴するなど、上位シード勢が順当に3回戦進出を果たした。
両者譲らない展開で始まったこの試合だったが、2-2からの第5ゲームで変化が起きた。それはウォズニアキが放ったエースに対するラインジャッジにクレームを露わにしたロディオノワ。そしてそこから流れが一気にウォズニアキに傾くと、結局そこから10ゲームを連取し、71分で勝利となった。
「試合には十分時間を取って入り込んで、リズムを作るようにしたの。そして自分のショットを打つようにしたら徐々に上手く行ったわ。(第5ゲームでは)何が起きたか分からなかった。エースを取って、それは明らかにエースだった。そして、その後もそれを続けたの。」とウォズニアキは試合について語っていた。
現在20歳のウォズニアキはすでに15回のツアー優勝を飾っているが、グランドスラムでのタイトルにはまだ手が届いていない。もちろん今後の目標はその優勝であるが、焦りを感じてはいないと語る。
「今年の一番の目標はグランドスラムでの優勝。もちろんその優勝を望んではいるけど、もし優勝できなくてもそれは大惨事には値しないわ。だって今は、こうしてツアーにいること、大会でテニスをしていること自体を楽しんでいるから。」
そう語るウォズニアキは、ベスト8入りを懸けてY・ウィックマイヤー(ベルギー)と3回戦で対戦する。この日の2回戦でウィックマイヤーは、第13シードのA・イバノビッチ(セルビア)を2-6, 7-6 (7-4), 6-3の逆転で退けての勝ち上がり。
今大会の上位8シード選手は1回戦が免除されていたため、この日の2回戦がこの大会の初戦となったその他の上位シード勢も順当な勝ち上がりを見せた。第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はS・エラーニ(イタリア)を6-1, 6-2で、第4シードのN・リー(中国)もL・ドミンゲス=リノ(スペイン)を6-4, 6-2といずれも危なげない勝ち上がりだった。
アザレンカはV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を7-5, 6-4で下した第16シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)と、リーはB・マテック(アメリカ)を6-2, 6-4で倒したJ・ガイドソバ(オーストラリア)とそれぞれ3回戦で顔を合わせる。
先週のマドリッド大会の2回戦と同じカードとなったのが第5シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)とL・サファロバ(チェコ共和国)の試合。その時はフルセットで敗れたいたヤンコビッチだったが、この日は6-0, 6-3の快勝で雪辱を果たした。
「いわゆるリベンジに成功した形ね。先週彼女(サファロバ)は本当に良いプレーをしていた。もちろん今日も厳しい試合を予想していたから、それに対して準備をしていたの。先週は彼女のサーブをブレークすることが出来なかった。今日は何とかブレークすることを心掛けて、それが成功した。そして簡単にポイントを渡さないようにしたら、今週はより良いプレーができました。」とヤンコビッチは喜びを語っていた。
この日の上位シードで唯一の番狂わせは第8シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)に起きた。ラドワンスカはE・ヴェスニナ(ロシア)に6-3, 2-6, 1-6の逆転で敗れ去った。第1セットを先取したラドワンスカだったが、第2セットからヴェスニナが調子を上げ試合を支配し始めるとその流れを止めることができず、第3セットでは1度サーブをキープするのが精一杯で2時間07分で敗れ早くも大会を後にした。
ヤンコビッチは第9シードのM・バルトリ(フランス)を6-4, 6-3で破ったA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)と、ヴェスニナはA・ブリアンティ(イタリア)を6-4, 6-4で下したG・アーン(ハンガリー)とそれぞれ準々決勝進出を懸けて3回戦を行う。
その他の試合結果は以下の通り。
S・ストザー(オーストラリア) (6) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 6-1, 7-5
S・ペア(イスラエル) (10) ○-× A・クレイバノワ(ロシア), 6-3, 7-5
P・エルコグ(スロベニア) ○-× A・ペトコビッチ(ドイツ) (12), 6-4, 6-3
D・ハンチュコバ(スロバキア) ○-× R・オプランディ(イタリア), 7-5, 6-1
今大会の優勝賞金は36万ドル。
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