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ドキッチがスキアボーネを下す金星◇BMWマレーシア・オープン

女子テニスツアーのBMWマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額22万ドル、ハード)は大会初日の28日、シングルス1回戦6試合が行われ、第1シードのF・スキアボーネ(イタリア)が1回戦で敗退する波乱に見舞われた。その波乱の立役者はJ・ドキッチ(オーストラリア)で、スキアボーネを2-6, 7-6 (7-1), 6-4の逆転で下した。

第1セットはいきなりスキアボーネが3−0とリードするも、そこで雨により中断。再開してからはドキッチが2ゲームを奪ったが、その後にまたスキアボーネがブレークに成功し、そのまま第1セットを先取する。第2セットの第1ゲームでは3本ものダブルフォルトを犯したドキッチがまたしてもブレークを許したが、すぐにブレークバックに成功すると徐々に調子を上げ、そのセットをタイブレークへと持ち込んだ。

タイブレークで3−1とドキッチがリードした時にスキアボーネがアクシデントに襲われた。転倒して右足首を捻挫してしまい、そのタイブレークを落とした後にメディカル・タイムアウトを取り治療を受けて第3セットへ臨んだ。2−2からの第5ゲームでブレークに成功したドキッチは、その後の自身のサーブをしっかりキープし1時間59分で2003年10月以来となるトップ5選手からの勝利を飾った。

現在世界ランク91位のドキッチは同5位のスキアボーネとの対戦成績は2勝0敗とリードしていたものの、最後の対戦は10年前にさかのぼるものだった。「彼女は誰よりもスピンの強いボールを打つから、それに慣れるのには時間が必要だった。序盤はサーブにもプレッシャーをかけられてミスばかりしてしまった。第1セットを落としたけど、雨の中断の後はより集中してプレーすることができていた。」と試合を振り返った。

加えて「時には対戦相手が怪我をすると、より注意しなければ自分のレベルを下げてしまうこともある。彼女のプレーが悪くなるだろうなんて考えてはいけない。リスクの高いショットをラリーの早い段階で打ってきていたし、それに対応しなければならなかった。第3セットはサーブの調子が上がったのが勝因だと思う。」と、スキアボーネの怪我について振り返った。

一方、スキアボーネは「テニスがとても好きだし、試合を観戦しに来てくれているファンへ敬意を表すためにも途中棄権はしたくなかった。時にはその考えが悪い時もある。試合を続けて悪化させてしまうから。でも今日はファンからの声援のお陰で続けることができたし、ファンも喜んでくれた。今日は彼女のファイトが彼女の勝利に値する結果になった。」と試合中の思いを語っていた。

ドキッチは2回戦で奈良くるみ(日本)E・ボヴィナ(ロシア)の勝者と準々決勝進出をかけて対戦する。

その他の試合では、第5シードのL・サファロバ(チェコ共和国)がZ・ディアスを7-5, 6-1で、N・ラチーワカーン(タイ)A・ブリアンティ(イタリア)を6-4, 2-6, 6-2で下して2回戦進出を決めた。サファロバはD・サフィーナ(ロシア)とX・ハンの勝者と、ラチーワカーンは第7シードのクルム伊達公子(日本)と予選を勝ち上がったA・クレマー(ルクセンブルグ)の勝者と2回戦を行う。

この日は2人の日本人選手も1回戦に登場。第6シードの森田あゆみ(日本)D・クツォバ(ベラルーシ)を6-2, 6-0と危なげなく退けたが、現在世界ランクで自己最高位の105位にいる波形純理(日本)は主催者推薦で出場で元世界ランク62位のU・ラドワンスカ(ポーランド)に1-6, 3-6で破れ、初戦突破はならなかった。

森田はベスト8入りを懸けてK・チャン(台湾)を6-4, 6-7 (7-3), 6-4で下したS・チャン(中国)と、ラドワンスカは第8シードのB・ヨバノフスキ(セルビア)T・タナスガーン(タイ)の勝者とそれぞれ2回戦を行う。

その他、日本からは土居美咲(日本)も本戦にエントリーしており、予選を勝ち上がったT・ルザンスカと火曜日の1回戦に登場する。

またこの日行われたダブルス1回戦には中村藍子(日本)/瀬間詠里花(日本)組が登場したが、ボヴィナ/N・ブラチコワ組に1-6, 4-6のストレートで敗れた。その他、青山修子(日本)C・チャン(台湾)と組んで第1シードのM・クライチェック(オランダ)/T・マレック(ドイツ)組と1回戦に臨む。

今大会の優勝賞金はシングルスが3万7000ドル、ダブルスが1万1000ドル。

(2011年3月1日10時40分)
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