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ウォズニアキが1位復帰を優勝で飾る◇バークレイズ・ドバイ・テニス

女子テニスツアーのバークレイズ・ドバイ・テニス選手権女子(アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額205万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第16シードのS・クズネツォワ(ロシア)を6-1, 6-3のストレートで下し、見事、優勝を飾った。ウォズニアキは今シーズン初優勝で、優勝賞金36万ドルを獲得した。

またウォズニアキは、本日発表される最新の世界ランキングで、先週1位に返り咲いたばかりのK・クレイステルス(ベルギー)を抜いて再び1位の座を奪還することが決まっている。一方のクズネツォワも現在の23位から11位へと大きくジャンプアップする予定だ。

ウォズニアキは今大会でも安定したプレーをみせ、1セットも落とすことなくWTAツアー13勝目を決めた。また決勝では苦手としていたネットプレーにも積極的に挑戦し、特に試合の序盤ではフォアのハイボレーやバックのドライブボレーを決めて2-0とすると、試合をリードした。

第1セットを6-1で奪ったウォズニアキは第2セットに入っても勢いを失わず、積極的かつ安定したプレーでポイントを奪い、3-1とリードを重ねる。

そのまま5-2とリードするが、粘るクズネツォワに第8ゲームをブレークバックされてしまい5-3となる。

しかし、第9ゲームをしっかりブレークしたウォズニアキは第2セットを6-3で奪うと、そのまま決勝戦に終止符を打った。

今シーズン初優勝を決めたウォズニアキは「自分のプレーをするように心がけました。それが功を奏したようです。今までよりもいいプレーができています。」と話した。

また「今日はコート上で気持ちよくプレーができました。ボールをうまく、きれいに打てていました。また攻撃的なプレーを続けることができました。そうしたのは、スヴェトラナ(クズネツォワ)は一旦調子を上げると手がつけられない選手だからです。」と話し、戦略を明かした。

準々決勝で全仏オープン覇者であり、先の全豪オープン4回戦で4時間44分に及ぶ死闘の末に敗れていたF・スキアボーネ(イタリア)を下して勝ち上がっていたクズネツォワだったが、決勝ではベストのテニスができなかったようだ。「いいテニスができませんでした。凡ミスが多すぎました。彼女(ウォズニアキ)はただ基本的なテニスをしているだけで、そんなに何も仕掛ける必要はなかったはずです。私の凡ミスが多すぎたまでです。」

「打ちすぎました。というのは、彼女の守りが強固なので、攻撃し過ぎてしまったのです。自分のテニスができなかったので不満がたまっています。自分のテニスができれば負けてもいいのですが、彼女の方がいいプレーをしていました。安定していたのが勝因だと思います。打ち負けた、という感じではありません。」

一方、世界女王の座を再び手にしたウォズニアキは、少なくとも3月20日まではその地位を保持できる見通しだ。「私は勝つことが好きです。これは重要なことです。私にとって勝つことは重要なんです。負けるのは大嫌いです。今ここで大会の優勝者として立っていますが、最高の気分がしています。自信もありますし、いいプレーができています。つらいトレーニングをこなしましたが報われました。とてもうれしく思っています。」

(2011年2月21日10時19分)

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