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男子テニスツアーのSAPオープン(アメリカ/サンホセ、賞金総額53万1000ドル、ハード)は10日、シングルス2回戦6試合が行われ、第8シードの錦織圭(日本)は主催者推薦で出場のT・スミチェクに4-6, 6-3, 1-6のフルセットで敗れ、ベスト8進出はならなかった。
第2セットを取り返しセットオールとした錦織であったが、第3セットでは世界ランク172位のスミチェクに2度のブレークを許してしまうと、このセットで1本だけあったブレークチャンスを生かすことなく、1時間52分で敗退となった。
ツアー大会ベスト8入りを果たしたスミチェクは、第2シードのG・モンフィス(フランス)と対戦する。この日の試合でモンフィスは、R・ケンドリック(アメリカ)を6-2, 5-7, 6-4のフルセットで振り切り、準々決勝に駒を進めた。
右手首の怪我から復帰したJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は、L・ラコ(スロバキア)を6-1, 7-6 (7-1)のストレートで下し、復帰以来初となるツアー大会ベスト8入りを決めている。
2009年のUSオープン覇者であるデル=ポトロは、この日の試合で9本のサービスエースを決め、ファーストサーブ時には89%と高い確率でポイントを獲得した。また、ベースラインからの打ち合いでも対戦相手を圧倒した。
「自分の体と精神から違うセンセーションを感じています。」とデル=ポトロ。「だけど、1年近い離脱からツアーに復帰できて嬉しい。少しずつだけど調子が上がっている。まだ向上していることが、これからのシーズンに大切なことなんだ。」
世界ランク484位のデル=ポトロは、準々決勝で元世界王者のL・ヒューイット(オーストラリア)と対戦する。第7シードのヒューイットは、B・ダブル(アルゼンチン)を3-6, 7-5, 6-3の逆転で下し、ベスト8入りを決めている。
グランドスラム2勝を誇るヒューイットとデル=ポトロの対戦は、今大会では2003年のA・アガシ(アメリカ)とM・チャン(アメリカ)の対戦以来となるメジャータイトル保持者同士の対戦となる。
デル=ポトロとの対戦を前にヒューイットは「タフな試合になるだろう。彼は質の高い選手だし、怪我から復活している途中だから、そう多くのテニスをプレーしていない。だけど、ポテンシャルは高いから、もし彼の調子が上がればタフな試合になるだろうね。」と、警戒していた。
この他の試合では、第1シードのF・ベルダスコ(スペイン)がI・カルロビッチ(クロアチア)を7-5, 7-5で下しているほか、第5シードのD・イストミン(ウズベキスタン)がM・ラッセル(アメリカ)に7-6 (9-7), 7-6 (7-4)で勝利、それぞれベスト8入りを決めている。
今大会の優勝賞金は9万2000ドル。
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