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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額61万8000ドル、ハード)は大会初日の7日、シングルス1回戦1試合が行われ、K・バロア(ドイツ)がI・ベネソバ(チェコ共和国)を5-7, 6-4, 6-4の逆転で下して1回戦を勝利し、2回戦へ駒を進めた。
バロワは第1セットでは第1サーブを77%の確率で決めるも、自身のサービスゲームでは65%しかポイントが獲得できなかった。一方のベネソバは第1サーブでこそ43%しか決められなかったものの、68%のポイントを奪い、接戦の末にそのセットを奪った。
第2セットに入ると、1度ブレークを奪われたバロワだったが、更にサーブの調子を崩したベネソバから2度のブレークを奪い試合を振り出しに戻した。第3セットでは勢いに乗るバロワが、また2度のブレークに成功し、2時間14分でベネソバを振り切った。
準々決勝進出を懸けてバロワは、第1シードのK・クレイステルス(ベルギー)と2回戦を行う。クレイステルスは先週末行われたフェドカップのワールドグループⅠの1回戦で、アメリカとの対戦に出場し、シングルスで2勝を飾るなど祖国ベルギーの勝利に大きく貢献して、準決勝進出を決める原動力となっていた。
今大会、上位2シード選手は1回戦が免除になっており2回戦からの登場となる。先に行われた全豪オープンで優勝を飾った第1シードのクレイステルスに続き、第2シードは元世界ランク1位のM・シャラポワ(ロシア)。以下、第3シードにK・カネピ(エストニア)、第4シードにP・クヴィトバ(チェコ共和国)と続く。
なお、現在世界ランク2位にいるクレイステルスは、今大会でベスト4以上の成績を上げると、来週月曜日発表の最新の世界ランクでC・ウォズニアキ(デンマーク)に代わって世界1位への返り咲くこととなる。
この日は予選最終ラウンドも行われ、予選第2シードのV・マナシエバ(ロシア)がE・レイン(フィンランド)を7-6 (7-3), 6-2で、予選第4シードのJ・ドキッチ(オーストラリア)がE・ルケミナを6-4, 6-4で、A・ヴルリッチが予選第7シードのS・コーエン‐アロー(フランス)を6-2, 6-4で、K・クコバ(スロバキア)がI・クリャノビッチを2-6, 6-4, 6-4でそれぞれ倒し、本戦入りを決めた。
今大会の優勝賞金は10万3000ドル。
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