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現地時間26日に開幕を控える今年の女子ツアー最終戦であるWTAチャンピオンシップス(カタール/ドーハ、賞金総額455万ドル、ハード)は、10月11日に世界ランク1位の座を射止めたばかりのC・ウォズニアキ(デンマーク)にとって、その座を守るための戦いとなる。
20歳のウォズニアキは、怪我で今大会を欠場しているS・ウィリアムズ(アメリカ)とV・ウィリアムズ(アメリカ)からの挑戦は受けないものの、世界ランク2位のV・ズヴォナレーワ(ロシア)の挑戦を受けて立つこととなる。両者は今月初めのチャイナ・オープン決勝でも対戦しており、その時はフルセットでウォズニアキが勝利していた。
8人の選手によってタイトルが争われる今大会は、4人ずつのグループに別れてのラウンドロビン方式(総当り方式)で開幕し、それぞれのグループの上位2名ずつが準決勝に進出する。
発表された組み合わせでは、ウォズニアキとズヴォナレーワはそれぞれ別のグループとなっており、準決勝まで対戦することはない。
ウィンブルドンとUSオープンで準優勝を飾っているズヴォナレーワが世界ランク1位になるためには、ラウンドロビン3試合で全勝した上で決勝に進出しなければならない。一方のウォズニアキは、ラウンドロビンで2勝すれば世界ランク1位の座を防衛できる。
もしズヴォナレーワがラウンドロビンで1敗を喫することがあれば、ウォズニアキは1勝するだけで女王の座を守れる。
ウォズニアキは世界ランク1位の座を失うことを恐れていない。「正直に言うと、いつもと同じです。トーナメントに臨む時は、いつでも優勝したいと思っています。もちろん、今の私は(他の選手にとって)倒すべき相手です。それは良い気分ですし、世界ナンバー1になるくらい良い成績を残せたのも良いことです。」
昨年の今大会では、当時のナンバー1であったD・サフィーナ(ロシア)が後背部の怪我で欠場し、その座をセリーナに明け渡していた。その頃のサフィーナは、メジャータイトルを勝っていない女王としての批判を浴び続けていた。それと似たような状況がウォズニアキにも当てはまる。
しかし、そのことを聞かれた全ての選手が、ウォズニアキをナンバー1に相応しい選手と認めている。
元世界ランク1位であるJ・ヤンコビッチ(セルビア)は「彼女は1年を通して成績を残しています。今は彼女がナンバー1に相応しいと思いますし、ランキングも証明しています。」とウォズニアキを評価した。
ウォズニアキ自身は、グランドスラムのタイトルについては足りないことを認めながらも、自らのランキングに対し肯定的な意見を持っている。
「私は相応しいと思います。とても素晴らしい1年を過ごしていましたし、今季は最多勝にもなりました。女子ツアーのトップの座は私のものだと信じていますし、私は良いプレイヤーです。」
一方のズヴォナレーワは、いつかナンバー1になることが子供の頃からの夢としつつも、ランキングについてはそれほど気にはしていない様子。
「ベストを尽くすだけです。テニスはタフなスポーツですが、それを楽しんでいます。常にコートでベストを尽くせて、そのための準備が出来ていれば、結果はついてくると思います。」
日本時間で午後11時に開幕する今大会のオープニングマッチに登場するズヴォナレーワは、ヤンコビッチを迎え撃つ。続く第2試合に登場するウォズニアキは、E・デメンティエワ(ロシア)との初戦に臨む。
そして初日最後の試合では、F・スキアボーネ(イタリア)とS・ストザー(オーストラリア)が今年の全仏オープン決勝以来となる対戦を行う。
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