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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会2日目の31日、ナイトセッション第2試合として行われた女子シングルス1回戦に第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が登場、全米学生チャンプであるC・ガリクソン(アメリカ)を6-1, 6-1で破り、2回戦進出を決めた。
この試合の前に行われていた4試合の終了が遅れたため、午後11時52分から開始されたため、この試合が終わった頃には日付が変わり、時計の針は午前0時53分を指していた。
わずか61分で試合に勝利したウォズニアキは「残ってくれて、ありがとうございます。今夜はとても長い夜でした。」と、最後まで観戦していたファン達に感謝の意をオンコートインタビューで述べた。
この試合の2日前に20歳になったばかりのガリクソンは、元メジャーリーグのピッチャーであったビル・ガリクソンの娘であり、いまだ大学生で世界ランキングは保持していないものの、今大会には主催者推薦で出場を果たし、グランドスラム・デビューとなった。
今年の7月に20歳になったウォズニアキは「彼女のショットは強烈でしたし、本当に素晴らしいプレーでした。初めてセンターコートでプレーすることは大変なこと。ですが経験を積めば、彼女はより強くなって帰ってくることでしょう。」と同い年の対戦相手について語った。
今大会の開幕直前まで前哨戦に出場していたウォズニアキであったが、この日も持ち前のフットワークを駆使しリスクの少ないショットでガリクソンを追い詰めていった。
その証拠に、この試合でウォズニアキの放ったウィナーはわずかに6本で、この数字はガリクソンよりも5本少ない。しかし、ウォズニアキはわずかに7本しか凡ミスを犯さなかったのに対し、ガリクソンは実に30本もの凡ミスを犯していた。
この日のウォズニアキの本当の敵は、試合前の待ち時間となるだろう。センターコートの第1試合に入ったJ・ヤンコビッチ(セルビア)がフルセットの接戦で勝利を飾ると、続いて試合に入ったN・ジョコビッチ(セルビア)も5セットマッチを演じている。さらに、その後に行われたM・シャラポワ(ロシア)の試合もフルセットまでもつれており、この結果、ナイトセッションの開始時間が予定されていた19時から1時間30分ほど遅らされた。
また、ナイトセッション第1試合に入ったR・ナダル(スペイン)はストレート勝ちを収めたものの、試合時間は2時間を超えており、そのためウォズニアキが試合を開始する頃には日付が変わろうとしていた。
「私の前の試合が長時間となってしましましたが、それは誰にも分からないこと。しかし勝ちは勝ちです。何時に試合をしようが関係ありませんし、勝ち続ける限りハッピーです。」と、ウォズニアキはコメントを残した。
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