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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、賞金総額200万ドル、ハード)は23日、シングルス決勝を行い、第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第8シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を6-3, 6-2のストレートで破り、今季3勝目となるタイトルと優勝賞金35万ドルを手に入れた。
今大会は土曜日から2日間も降り続いた雨の影響によりスケジュールの変更を余儀なくされており、この日は午前中に準決勝を行い、その後に決勝を行っていた。
この日の午前に行われた準決勝では、ウォズニアキはS・クズネツォワ(ロシア)を6-2, 6-3のストレートで勝利。またズヴォナレーワは第10シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)に対し7-6 (8-6), 1-0とリードしたところでアザレンカが棄権、決勝進出を決めていた。
今季のウィンブルドンで準優勝を果たしていたズヴォナレーワであったが、決勝では本来のパフォーマンスを発揮することが出来ず凡ミスの山を築き上げていた。一方のウォズニアキは、普段通りのグラウンドストロークでズヴォナレーワを圧倒した。
決勝の後で行われたスピーチでズヴォナレーワは「雨で2日間も待たされるのは、私達全員にとって大変なことでした。違うコートと違うコンディションでの試合は難しかったです。何とかベストを尽くそうとしましたが、キャロリーン相手には十分ではありませんでした。」と試合を振り返った。
これまでの悪天候が嘘のような晴天の下で行われた決勝で、ウォズニアキはオープニング・ゲームでいきなりブレークを許してしまったものの、すぐさまブレークバックに成功すると、第4ゲームでもブレークに成功しゲームカウント3-1とリードを奪う。
試合はそのまま両者のサービスキープが続き、ウォズニアキが5-3とリードして迎えた第1セット第9ゲーム、0-40とズヴォナレーワが3本のブレークチャンスを得たものの、ここからウォズニアキが5ポイントを連取して第1セットを先取する。
勢いに乗るウォズニアキは、第2セットでも第3ゲームと第7ゲームでブレークに成功し5-2と大きくリードを奪うと、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームをラブゲームでキープしゲームセット。勝利の瞬間、ウォズニアキは小さなガッツポーズを作り、ネットに駆け寄った。
1日に2試合に勝利しタイトルを獲得したウォズニアキは「目の前の試合と目の前のポイントのことしか考えていませんでした。この大会はほぼ全てのトップ選手が出場するほどの大きな大会ですし、チャンピオンとして大会を終われて嬉しいです。今日はこんなに沢山の方に見てもらうことができたのも嬉しいですし、天気も良くなりました。こんなに素晴らしい雰囲気での試合は良いものです。」と喜びを語った。
現在、世界ランク2位のウォズニアキは、同1位のS・ウィリアムズ(アメリカ)が8月30日から開幕するUSオープンの欠場を表明しているため、初めて第1シードとしてグランドスラムに出場することが有力となっている。
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