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女子テニスツアーのマーキュリー・インシュアランス・オープン(アメリカ/サンディエゴ、賞金総額70万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、ノーシードから勝ち上がったS・クズネツォワ(ロシア)が第4シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を6-4, 6-7 (7-9), 6-3のフルセットの末に下し、見事、優勝を飾った。クズネツォワは優勝賞金10万7000ドルを獲得した。
クズネツォワは得意の強烈なフォアハンドで攻撃を続け、第1セットを6-4で先取する。第2セットはタイブレークとなり、クズネツォワは4-0、6-3とリードし、マッチポイントを4本手にする。
しかし、久しぶりの優勝に緊張したのか、ダブルフォルトを2本犯すなどしてマッチポイントを手放すと、逆にラドワンスカがタイブレークを9-7で奪う。
しかしファイナルセットは6-3でクズネツォワが奪うと、そのまま試合に終止符を打った。世界ランク21位のクズネツォワは、昨年10月の北京の大会以来、久々の優勝を飾った。その時の決勝戦の相手もラドワンスカだった。
グランドスラム大会で2度優勝しているクズネツォワは、昨年のWTAツアーで3勝し、通算12勝目を達成していた。しかし今季は、今大会まで準々決勝進出がわずかに1度あるだけで、出場する大会で早期敗退を繰り返していた。3週間前には世界ランクが21位にまで下降し、2004年2月以来のトップ20圏外という苦杯を味わっている。
しかし今回の優勝でツアー13勝目を達成、出口のないトンネルに光を見出したようだ。最新のランキングでは再びトップ20入りを果たす予定だ。
最近の不調についてクズネツォワは、準決勝終了後、「自分のゲームを見失っていた。気持ちを整理するのに時間がかかった。元の強い自分に戻りたい。12位とか15位とかに戻りたいとは思わない。それは私の目標ではない。もっと上を目指すし、私にはそれができると思う。」と力強く語っている。
今大会でトップ10選手以外の選手が優勝したのは久しぶりのことで、1989年以来の快挙となった。
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