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女子テニスツアーのパレルモ国際女子(イタリア/パレルモ、賞金総額22万ドル、クレー)は12日から開幕、初日のこの日はシングルス1回戦4試合が行われ、先に行われたウィンブルドンで活躍した第4シードのT・ピロンコバ(ブルガリア)、第5シードのK・カネピ(エストニア)が順当に勝利し2回戦進出を決めた。
ウィンブルドンで驚きの準決勝進出を果たしたピロンコバは、主催者推薦のA・フロリスを6-4, 7-6 (7-4)で下した。第1セットを先取したピロンコバは第2セットも5-2とリードするものの、そこから反撃にあってしまう。しかし、タイブレークでは再び集中力を高め1時間46分のストレートで初戦突破を決めた。
「試合の序盤でちょっと怪我をしてしまったの。でも、メディカルタイムアウトを取ったら良くなったわ。第2セットは攻撃的な良いテニスが出来たし、特にフォアハンドが良かった。勝てて嬉しいし、良い大会にしたい。」と、肋骨近辺を治療したピロンコバが試合を振り返っていた。
2回戦でピロンコバは、この日の1回戦でA・アマンムラドワ(ウズベキスタン)を7-6 (12-10), 7-5の接戦で下したJ・クレイバス(アメリカ)と対戦する。ストレートながら各セットとも接戦となったこの試合は、36歳のベテラン、クレイバスに軍配が上がった。
ウィンブルドンでは予選を勝ち上がり、1回戦で全仏オープン準優勝のS・ストザー(オーストラリア)を下すなど、自身2度目となる4大大会での8強入りを果たしたカネピ。その準々決勝では5本のマッチポイントを握りながらもP・クヴィトバ(チェコ共和国)にファイナルセット6-8で惜しくも敗れていたが、この日はR・デ=ロス=リオス(パラグアイ)を7-5, 6-4で破り2回戦へ進んだ。
各セットとも先にブレークを許す苦しい展開を強いられたカネピだったが、地力に勝る彼女は、その後ブレークバックに成功し2度目のブレークを奪うなど、両セットとも同じような展開で、1時間50分でストレート勝利を上げた。
その他の試合ではM・デュケ=マリーノ(コロンビア)がZ・クコバを6-4, 6-0と、62分で退けて初戦突破を果たした。
カネピはI・オラル(ルーマニア)とラッキールーザーのA・ピヴォヴァロヴァ(ロシア)の勝者と、デュケ=マリーノは第2シードのA・レザイ(フランス)とS・ハレプ(ルーマニア)の勝者と、それぞれ2回戦で対戦する。ピヴォヴァロヴァは第6シードで出場予定だったS・ポン(中国)が左足首の怪我で欠場したため、本戦へ繰り上がった。ポンのシード枠には第9シードとしてA・ブリアンティ(イタリア)が入った。
今大会の第1シードはF・ペネッタ(イタリア)、第3シードはS・エラーニ(イタリア)と、いずれも地元イタリア人がエントリーしている。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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