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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会最終日の4日、センターコートで男子シングルス決勝が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第12シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)に6-3, 7-5, 6-4のストレートで勝利、2年振り2度目となるウィンブルドン制覇を成し遂げた。
第1セットで2度のブレークに成功しセットを先取したナダルは、第2セットでは3度のブレークピンチを切り抜けると、第12ゲームをブレークし2セットアップとリードを広げる。
そして第3セット、お互いにサービスキープを続ける展開が続いて迎えた第10ゲーム、ベルディフが40-30とゲームポイントを握ったがナダルが粘りデュースとすると、続くポイントもナダルが取り遂にマッチポイントを迎える。
追い詰められたベルディフはネットに詰めたものの、ナダルがフォアハンドのパッシングショットをアングルに決めてゲームセット、試合時間は2時間13分だった。
先の全仏オープンに続き今大会も制した24歳のナダルは、この勝利でキャリア通算8度目となるグランドスラムタイトル獲得となった。
「僕にとっては夢以上のものだよ。」とナダル。「このコートでプレーすることはいつも夢見ていたし、今日で4回目の決勝だなんて信じられないね。去年はここに来ることは出来なかったけど、今年はここでトロフィーを抱えているなんて夢以上だよ。」と喜びを語った。
一方、準々決勝でR・フェデラー(スイス)、準決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)を破り、初のグランドスラム決勝進出を果たしながら準優勝に終わったベルディフは「僕にとって素晴らしい2週間でしたが、今日の彼は強すぎました。彼はここ数ヶ月、彼が偉大なチャンピオンであることを証明してきましたし、今日は勝者に相応しいと思います。」と負けを認めるしかなかった。
またナダルは準優勝となったベルディフに対し「彼はここまで素晴らしいシーズンを過ごしているし、今日のために今大会では素晴らしいプレーをしていましたから、おめでとうと言いたい。今日は申し訳なかったけど、残りのシーズンの幸運を祈っています。」と敗者にエールを贈った。
24歳のベルディフは、1987年のI・レンドル(アメリカ)以来となるチェコ人選手としてウィンブルドンの決勝まで勝ち進んできた。「このことが自信につながればいいと思うし、次回はもっと強くなっていたい。」と雪辱を誓っていた。
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