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女子テニスツアーのAEGONクラシック(イギリス/バーミンガム、賞金総額22万ドル、芝)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのN・リー(中国)が第2シードのM・シャラポワ(ロシア)を7-5, 6-1のストレートで下し、今季初優勝を飾った。リーの芝の大会での優勝は初めてのことで、優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
試合はシャラポワ優勢で始まった。第1セットの序盤でブレークに成功したシャラポワは3-1とリードを拡げる。しかし第1サーブがうまく入らないシャラポワは3-3と追いつかれると、5-5から2ゲームを連取され、第1セットを5-7で失う。
第2セットに入るとシャラポワの勢いは消沈し、リーがこのセットを6-1で奪い、そのまま試合に終止符を打った。
サーブが不調だったシャラポワは、試合を通して7本のダブルフォルトを犯した。一方のリーはストロークの調子がよく、フォア、バックからのドライブボレーを混ぜつつ、試合の後半はシャラポワを翻弄した。
両者は昨年の準決勝でも対戦しており、そのときもリーが勝っていた。リーは「昨年、準決勝でマリアに勝つことができたんだけど、喜びのあまり、決勝戦があることを忘れていて負けてしまった。今年も彼女に勝ててとてもうれしかった。もしこれが決勝戦ではなかったら、また負けていたと思う。」と笑いを誘った。
シャラポワは今大会と相性がよく、ウィンブルドンに優勝した2004年、そして2005年に連続で優勝していた。
シャラポワは、来週の月曜から始まるウィンブルドンに向けてうまく調整できていることを喜んでいる。「今大会ではできるだけ多くの試合をしたいと思っていた。それができて満足している。優勝できたらよかったけど、いつもそうなるとは限らないわね。」
リーは今季の全豪で4強入りを果たしており、ウィンブルドンでも上位進出を目指す。リーは来週、イーストボーンでの芝の大会に出場し、ビッグイベントに向けて調整する。
一方のシャラポワは大会には出場せず、来週一杯は練習に専念し、今季3度目のグランドスラム大会に備える予定だ。
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