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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会9日目の31日、女子シングルス4回戦4試合が行われ、第7シードのS・ストザー(オーストラリア)が第22シードのJ・エナン(ベルギー)を2-6, 6-1, 6-4の逆転で下し、準々決勝進出を果たした。
2年連続でベスト8入りを果たしたストザーは、準々決勝で第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦することとなった。セリーナはこの日の4回戦で、第18シードのS・ペア(イスラエル)を6-2, 6-2のストレートで下している。
2本目のマッチポイントをスマッシュで決めたストザーは「彼女に勝ったことは大きな自信につながります。私にとっては大きな出来事ですが、まだ終わったわけではありません。まだ準々決勝に進出しただけで、世界ナンバー1と対戦しなければなりません。」と語った。
エナンが今大会で敗戦を喫したのは、実に2004年以来のこと。20ヶ月の引退生活を終えて現役復帰を果たしたエナンは、大会序盤では優勝候補の一人として注目を集めていた。
ファイナルセット終盤でゲームカウント4-3とリードしていたエナンであったが、この時点からエナンにはプレッシャーの影が見え始めるとともに、バックハンドでのミスを立て続けに犯してしまった。
4-4で迎えたエナンのサービスゲーム、ダブルフォルトが原因でストザーにブレークチャンスを与えてしまうと、バックハンドがサイドラインを割ってしまう。そして最後となった第10ゲーム、バックハンドで3本のエラーを犯してしまう。
「今日は精神が強くありませんでした。普段とは違いとても緊張していました。もしかしたら精神的に疲れていたのかも知れません。多分、その精神の疲れが判断力を狂わせてしまったようです。」と語ったエナンは、天候の影響などにより5日間連続で試合に臨んでいた。
26歳のストザーは今季、クレーコートでは18勝目となり、これはツアートップとなる記録。昨年の今大会でベスト4に進出しブレークを果たしたストザーは、自己最高となる世界ランク7位で今年の大会に臨んでいる。
一方、快勝で準々決勝進出を決めたセリーナは「相手が誰であっても過小評価は出来ないわ。サムは素晴らしいクレーコート・プレイヤー。彼女は甘く見てはいけない選手の一人よ。」と警戒を強めている。
この他の試合では、第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が第23シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を6-4, 6-2のストレートで下しているほか、Y・シュウェドワ(カザフスタン)がJ・グロス(オーストラリア)に6-4, 6-3で勝利、それぞれベスト8入りを果たしている。
今大会の優勝賞金は112万ユーロ。
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