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女子テニスツアーのムチュア・マドリレーニャ・オープン（スペイン/マドリッド、賞金総額３５０万ユーロ、クレー）は１１日、シングルス２回戦が行われ、ノーシードのＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）が第２シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）を6-2, 6-3のストレートで破る番狂わせが起きた。

世界ランク２位のウォズニアキは、今季のクレーシーズンはMPSグループ選手権でタイトルを獲得すると、続くファミリー・サークル・カップはベスト４に進出するなど好調な滑り出しを見せていた。しかし、ファミリー・サークル・カップの準決勝で足首を負傷してしまい、その後のヨーロッパでの大会では振るわない結果が続いている。

シュトゥットガルド、ローマでの大会に続き３大会連続での早期敗退を喫したウォズニアキは「今日は勝ちたかったので残念です。明日からは練習に戻り、調子を取り戻したいですし、結果も戻ってくるでしょう。足首の具合も良くなっていますし、あとはコートでの調子を整えるだけです。今のゴールは全仏オープンです。」と巻き返しを誓った。

この日の試合で世界ランク２６位のボンダレンコは、ウォズニアキから５度のブレークを奪うと、１時間１９分で勝利を奪った。ボンダレンコは昨年の今大会２回戦ではＳ・クズネツォワ（ロシア）を破り、ベスト８に進出する活躍を見せていた。

この日はウォズニアキだけではなく、第６シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）や第９シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）など多くのシード勢が姿を消すという波乱の１日となった。

世界ランク６位のデメンティエワはＡ・ドゥルゲルに1-6, 6-3, 5-7で、同ランク９位のラドワンスカはＰ・シュニーダー（スイス）に6-3, 4-6, 4-6でそれぞれ敗れ、早くも大会を去っている。

この他の試合の結果は以下の通り。

Ｓ・ストザー（オーストラリア） (8) ○-× ＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン）, 7-6 (7-2), 6-4
Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） ○-× Ｍ・バルトリ（フランス） (12), 6-2, 6-0
Ｎ・リー（中国） (13) ○-× Ｄ・チブルコワ（スロバキア）, 6-2, 3-6, 7-5
Ａ・ペトコビッチ（ドイツ） ○-× Ｆ・ペネッタ（イタリア） (14), 7-6 (7-3), 6-3
Ｎ・ペトロワ（ロシア） (16) ○-× Ａ・パブリュチェンコワ（ロシア）, 6-2, 7-5
Ａ・レザイ（フランス） ○-× Ｋ・ザコパロバ（チェコ共和国）, 6-3, 7-5
Ｓ・ペア（イスラエル） ○-× Ａ・クレイバノワ（ロシア）, 7-6 (7-4), 6-0
Ｌ・サファロバ（チェコ共和国） ○-× Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）, 4-6, 6-2, 7-5

今大会の優勝賞金は６２万ユーロ。