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女子テニスツアーのMPSグループ選手権(アメリカ/マイアミ、賞金総額22万ドル、クレー)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がノーシードから勝ち上がったO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)を6-2, 7-5のストレートで下し、見事、今季初タイトルを手に入れた。ウォズニアキは優勝賞金として3万7000ドルを獲得した。
今回が通算3度目のツアー決勝の舞台となったゴヴォルツォバは緊張のためかミスが多く、試合を通して41本の凡ミスを記録、またダブルフォルトは合計で8本を数えた。特に第1セットは緊張しており、その8本のうち5本は同セットでのものであった。
しかし第2セットに入って緊張が解れてきたゴヴォルツォバは、世界ランク2位のウォズニアキに対して4-1と大きくリードする。
今大会では第2シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)、第3シードのD・チブルコワ(スロバキア)を撃破して勝ち上がっていたゴヴォルツォバは4-1、その後も5-4とリードを重ね、2本のセットポイントを手にする。
しかし堅実なプレーに定評があるウォズニアキはこのセットポイントをしのぐと、ゲームカウント5-5に追いつく。この第10ゲームでは何と22本ものポイントが繰り広げられた。
2本のセットポイントのうち1本ではゴヴォルツォバが空いたコートへの簡単なバックハンドをミスし、また最後はダブルフォルトを犯して、第2セットを奪うチャンスを自ら手放した。
試合後、ウォズニアキは「あの第10ゲームでのブレークが効いたと思う。」と話した。
ツアー初優勝をねらっていたゴヴォルツォバもその意見に同意し、「第10ゲームの後は少し疲れてしまった。」と肩を落とした。
ウォズニアキは「チャンスがあれば積極的に攻めた。試合をコントロールできたことは私にとって重要なこと。できると信じていたし、私を倒すには相手はいいプレーをしなくてはならないと思っている。」と自信をのぞかせた。
ダブルス決勝では第1シードのB・マテック(アメリカ)/ヤン・ツー(中国)組がC・チュアン(台湾)/S・ポン(中国)組を4-6, 6-4, [10-8]の逆転で下して優勝した。
マテックは「今大会では2度目の優勝。うれしい。」と喜びを表した。マテックは2008年の今大会でV・ウリロバと組んで優勝していた。マテックとヤンはそれぞれ優勝賞金として1万1000ドルを獲得した。
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