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女子テニスツアーのMPSグループ選手権(アメリカ/マイアミ、賞金総額22万ドル、クレー)は土曜日に準決勝を行い、昨年の覇者で第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第4シードのE・ヴェスニナ(ロシア)を1-6, 7-6 (7-4), 6-4の大逆転で下し、見事、決勝進出を決めた。
ウォズニアキは第1セットを1-6で奪われると、第2セットも3-5と窮地に追い込まれる。世界ランク2位のウォズニアキだが、この時ばかりは負けを意識し、次の大会のことを考えていたと試合後に打ち明けた。「途中で負けたと思った。次のチャールストンでの大会のことを考えていた。『闘い続けるの。やればできる。』と言い聞かせてはいたけど、調子は悪かった。」
一方、敗れたヴェスニナは、第1セットを奪った後も要所要所でいいプレーをみせ、第2セットを5-3とリードしてサーブを迎える。しかしそのサーブをウォズニアキにブレークされてしまうと、試合の流れが変わってしまう。
ウォズニアキは「第2セットの第9ゲームのブレークでまだチャンスがあると感じたの。それまで自分のミスはほんのわずかなアウトな一方で、彼女(ヴェスニナ)が強力なショットを放ってきていた。だからできることは何もないと思ったの。逆転しなければとは思ったけど、第2セットで3-5になるまではチャンスがなかった。」と試合を振り返っている。
ヴェスニナは第2セットの5-3の時点で消極的なプレーにまわったことを悔やんでいる。「5-3になったとき、消極的すぎた。ミスを待ち始めたの。彼女(ウォズニアキ)はすばらしい闘志の持ち主。壁のようだった。」
ウォズニアキは決勝でO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)と対戦する。ゴヴォルツォバは準決勝で第3シードのD・チブルコワ(スロバキア)を6-4, 7-5で下しての決勝進出。
ゴヴォルツォバは、第1セットを2-4とリードされてから4ゲーム連取の猛攻で同セットを先取。第2セットは5-5から2ゲームを連取すると、そのまま試合に終止符を打った。第2セットの第8ゲームではデュースが繰り返され、合計20ポイントとなる長いゲームとなった。
ゴヴォルツォバはコーチのエディー・ジェイクスが所用でマイアミまで来れず、今週はコーチの帯同なしで大会に出場している。ゴヴォルツォバはそれについて「ときどきは1人になるのもいいこと。」と話している。
他方、脚の付け根に厚いテーピングをしていたチブルコワは、この故障のため次週の大会出場を取りやめると発表している。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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