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男子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン男子(アメリカ/マイアミ、賞金総額364万5000ドル、ハード)では2回戦が行われ、M・フィッシュ(アメリカ)が昨年覇者で第3シードのA・マレー(英国)を6-4, 6-4のストレートで下し、大金星をあげた。
マレーは試合開始当初はリードしていたが、やや縮こまったプレーでリードを不意にした。
マレーは昨年、決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)を下してイギリス人選手として初優勝を飾っていた。しかし今年の2回戦では第1セット、3-1からのサービスゲームで40-0とリードした場面でよくないトラブルを予感したと言う。
マレーは結局、そのサービスゲームを落とし、3-2としてしまう。
試合後、マレーは「いいプレーができなかった。もっと練習する必要がある。ボールをコートの真ん中に打っていたら、攻撃されるに決まっているよね。」と肩を落とした。
マレーは試合を通じて5本のブレークポイントを手にしたが、わずか1度しかブレークに成功しなかった。フィッシュは大事なポイントでしっかりサービスを決め、ピンチをしのいだ。
マレーは年初の全豪オープンで準優勝していた。しかし今大会ではシードのため1回戦が免除されており、フィッシュ戦は初戦ということもあって動きが悪く、ツアー生活10年目のフィッシュの勢いに押された。
フィッシュは試合を通じて第1サーブでわずか6ポイントしか落とさず、また28本のエースを繰り出した。一方、マレーのエースの数はわずか9本だった。またリターン&ネットでマレーにプレッシャーをかけた。
試合後、フィッシュは「彼(マレー)は全豪のようなプレーをしていなかった。ま、どうでもいいけどね。」と話した。「(地元が近い)今大会ではいいプレーがしたかった。」
「アンディ(マレー)のような選手とプレーする際には攻撃的であり続ける必要があった。また、勝てると信じ込んだんだ。それが功を奏したようだね。」
世界ランク101位のフィッシュがトップ3選手に勝ったのは2度目のこと。2年前には世界王者のR・フェデラー(スイス)から勝利をあげていた。
マレーはこの2カ月、精神的に落ち込んでいることを明らかにしている。「沈んだ状態なんだ。僕の頭の中では何が起こっているんだろうね。どんなにうまく練習できてもそれは変わらないんだ。でも試合ではタフでなければならないんだけどね。」
マレーが2回戦で負けた結果、次回のランキングではR・ナダル(スペイン)がマレーに代わって世界3位に浮上する。
その他の試合結果は以下の通り。
R・フェデラー (1) ○-× N・ラペンティ(エクアドル), 6-3, 6-3
R・ソデルリング(スウェーデン) (5) ○-× P・ルクザック(オーストラリア), 7-6(7-5), 6-0
M・チリッチ(クロアチア) (7) ○-× S・ロバート(フランス), 6-3, 6-1
F・ゴンサレス(チリ) (9) ○-× ルー・イェンスン(台湾), 6-4, 6-4
F・ベルダスコ(スペイン) (10) ○-× D・セラ(イスラエル), 6-1, 6-2
M・ヨージニ(ロシア) (13) ○-× S・ヒラルド(コロンビア), 6-0, 6-1
T・ベルディフ(チェコ共和国) (16) ○-× T・デ=バッカー(オランダ), 6-3, 6-4
S・ワウリンカ(スイス) (19) ○-× K・アンダーソン(南アフリカ), 6-4, 7-5
H・ゼバロス(アルゼンチン) ○-× G・シモン(フランス) (20), 6-2, 6-3
J・モナコ(アルゼンチン) (22) ○-× M・イルハン(トルコ), 6-2, 7-5
J・メルツァー(オーストリア) (23) ○-× A・ファリャ(コロンビア), 6-3, 6-4
M・バグダティス(キプロス) (25) ○-× J・I・チェラ(アルゼンチン), 6-2, 6-4
F・セラ(フランス) ○-× A・モンタネス(スペイン) (26), 6-3, 3-6, 6-2
F・ロペス(スペイン) (29) ○-× M・ベレー(ドイツ), 7-6(7-2), 7-5
P・ペッツシュナー(ドイツ) ○-× J・ティプサレビッチ(セルビア) (31), 6-4, 6-0
第1シードのフェデラーは王者の貫録で順当勝ち。シード勢では第20シードのシモン、第26シードのモンタネス、そして第31シードのティプサレビッチが会場を後にしている。
今大会の優勝賞金は60万5500ドル。
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