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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は水曜日にシングルス準々決勝2試合を行い、第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)と第5シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)がベスト4進出を果たした。
ウォズニアキは第18シードの鄭潔(中国)を6-4, 4-6, 6-1で下して、今季初の4強入りに成功した。年初の全豪オープンでベスト4入りを果たし、今大会でも3回戦で第10シードのM・シャラポワ(ロシア)と下して勢いに乗る鄭潔だったが、この日は世界ランク4位のウォズニアキに対し第2セットで奮起するも、勝敗を決める第3セットでは失速。19歳の若さで最後まで攻撃し続けるウォズニアキが2時間18分の接戦を制した。
ウォズニアキは「長い試合だったし本当に厳しかった。決まったと思ったショットでも、何度も返球してきたわ。お互い、相手を走らせるように攻撃していたの。先に攻めた方が、だいたいポイントを獲得していたから。今日の試合には満足している。」とタフな試合を振り返っていた。
決勝進出を懸けてウォズニアキはプライベートでも親しいラドワンスカと対戦する。
先月のドバイに続いて今季2度目の準決勝進出を決めたラドワンスカは、各セット2度のブレークをデメンティエワから奪い、6-4, 6-3のストレート勝利を収めた。今大会ここまで1セットも落としていない21歳のラドワンスカは、最後はデメンティエワのバックハンドのリターンがエンドラインをオーバーしてゲームセット。
「ここまで1セットも落とさず勝てて、とてもハッピーだわ。ストレート勝利に越したことはないけど、特にこのような大きな大会では難しいこと。デメンティエワとは色んなコートで対戦してきたけど、どのコートでもとてもタフな選手。たとえ勝てても、わずかなポイント差だけ。大事な場面でちょっとだけ彼女を上回っただけだと思う。」と、試合後のラドワンスカは謙虚に語った。
この日は晴天に恵まれ、風も少なく試合には最高のコンディションだった。そんな中、動きにいつものキレがなかったデメンティエワは、自身のプレーに度々イライラを募らせる場面もあった。
「風も無くて今日は最高の天気だった。それなのに、彼女に勝つためにしなければならないプレーができなかったの。彼女の好きな長いラリーに持ち込まれてしまって、思うようにプレーをさせてしまったわ。フットワークも悪かったからミスが目立ってしまった。比べて彼女はいつも通り、ベースラインからミスのない安定したショットを打っていた。」と試合を振り返っていた。
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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