HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
今季の年末ランキングを1位で終了したR・フェデラー(スイス)とS・ウィリアムズ(アメリカ)が、2009年のITFワールド・チャンピオンに選出された。フェデラーはこれで5度目、セリーナは2度目の選出となった。
フェデラーは今年初めて全仏オープンで優勝し生涯グランドスラムを達成すると、その後のウィンブルドンで自身15回目のグランドスラム優勝を飾り、P・サンプラス(アメリカ)が持つ14回のシングルス最多優勝記録を塗り替えることに成功した。それと同時に、R・ナダル(スペイン)から世界ランク1位の座を奪い返した。
「今年は、プロテニス選手としてもプライベートでも素晴らしい一年になった。全仏オープンでの優勝、グランドスラムのシングルス最多優勝記録の更新、そして世界ランク1位への返り咲きなど、本当に驚きの年だった。こうして1位でシーズンを終えられたことは、自分に取って大きな意味を持っている。」とフェデラー自身も、シーズンを振り返り納得の一年だったことを語った。
セリーナは全豪オープンとウィンブルドンで優勝を飾り、グランドスラムで通算11個目のシングルスタイトルを獲得していた。また、トップ選手のみが出場するツアー最終戦『ソニー・エリクソン・チャンピオンシップス』でも優勝してシーズンを締めくくった。
セリーナは今季姉のV・ウィリアムズ(アメリカ)と組んでダブルスにもこれまでより積極的に出場し、好成績を残した。ウィリアムズ姉妹は女子ダブルスのワールド・チャンピオンにも選ばれ、セリーナは1999年のM・ヒンギス(スイス)以来となるシングルスとダブルスのダブル受賞となった。
男子ダブルスのワールド・チャンピオンには、今季世界ダブルス・ランキングを1位で終了したB・ブライアン(アメリカ)とM・ブライアン(アメリカ)のブライアン兄弟が選ばれた。全豪オープンを含む7大会で優勝し、その中には最終戦の『ATPワールド・ツアー・ファイナルズ』での優勝も含まれている。
その他、ITFジュニア・ワールド・チャンピオンには男子ではD・ベルタ、女子ではK・ムラデノヴィッチが選ばれた。車椅子部門では、男子は国枝慎吾(日本)選手が3年連続で、女子はE・ヴェルゲールが10年連続で選ばれている。
この賞の受賞者は、毎年開かれている『ITFワールド・チャンピオンズ・ディナー』に招待され、表彰されることになっている。来年は全仏オープン開催中の6月1日にパリで催される予定。
セリーナは同時に、AP通信社が選ぶ2009年の最優秀女性アスリートにも選ばれた。投票で選ぶこの賞で彼女は、158票中66票を勝ち取り、他の候補者で18票以上獲得したアスリートはいないなど、圧倒的支持を得ての受賞となった。
2002年にもこの賞を受賞していたセリーナは、「とてもハッピーだし、あれから7年後でもこうしてプレーを続けていることを嬉しく思います。これはまさしくボーナスのようなもの。2002年は本当に優秀な成績を収めることができた年でした。そして2009年もまた好成績を残すことができました。自分は再びそのような選手になることができたように思います。」と、喜びを語っていた。
「来年は健康でシーズンを送って、今年より良い成績を残すことが目標です。」と、来シーズンも高いモチベーションを持って臨む姿勢を見せていた。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.