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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額175万5000ドル、インドアハード)は8日、シングルス決勝を行い、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第1シードのR・フェデラー(スイス)を6-4, 4-6, 6-2のフルセットの末に下し、優勝を飾った。ジョコビッチは優勝賞金29万1700ユーロを手にした。
これでジョコビッチは今季4勝目を獲得した。フェデラーは今大会で4連覇を狙っていたが、好調のジョコビッチに押し切られた。フェデラーはジュニア時代、今大会でボールボーイをやっており、フェデラーにとっては思い出のある大会だった。
試合後、フェデラーは「自国の大会の決勝で負けるというのは本当にがっかりする。たくさんチャンスがあったのに不意にしてしまった。でも言い訳はしないよ。彼(ジョコビッチ)は必要なときにいいプレーをしていたし、たくさんあったブレークポイントをしのいでいた。」と勝者をたたえた。
これで両者の対戦成績はジョコビッチの3勝2敗となった。
ジョコビッチは試合後の会場で、これまで、フェデラーのおかげで自分のテニスが向上したと述べている。「勝つために自分の力量以上のものを繰り出さなければならなかったからね。」
ジョコビッチは第1セット、第9ゲームでフェデラーのサービスをブレークして5-4とリードすると、24分続いた第10ゲームで5本のブレークポイントを握られながらもキープに成功し、同セットを6-4で奪う。続いたジュースは11度に及んだ。
ジョコビッチはその24分のゲームについて「多分、これまでの人生の中でもっとも長いゲームだったと思う。あれが試合のターニングポイントだったかも知れない。冷静でいることができてラッキーだった。」と話した。
勢いを維持したジョコビッチは、第2セットの第1ゲームでもフェデラーのサービスをブレークする。しかしフェデラーは第3ゲームでキープに成功すると、第4ゲームでブレークに成功、第10ゲームでも再びブレークに成功すると、同セットを6-4で奪い返す。
しかし第3セットは、猛攻でジョコビッチが2度のブレークに成功すると、1-4に。フェデラーは第6ゲームで3本のブレークポイントを握ったものの、それも不意にすると、万事休す。最後はフェデラーがバックハンドをタイミングを外してミスすると、試合に終止符が打たれた。
これでジョコビッチは今季、ツアー最高の71勝をマークし、また決勝での戦績を4勝5敗とした。4勝のうち残り3勝はドバイ、ベオグラード、そして北京の大会での優勝。
一方のフェデラーは、今季の成績を59勝9敗とした。フェデラーは5月以降、好調を維持し、今回の敗退はわずか3度目だった。
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