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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額175万5000ドル、インドアハード)は4日、シングルス2回戦残り6試合を行い、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が1ゲームも与えないダブル・ベーグルの完璧な試合を見せるなど、ベスト8が出揃った。
世界ランク3位のジョコビッチは、同59位のJ・ヘルニチ(チェコ共和国)を6-0, 6-0のダブル・ベーグルで圧勝。わずか52分でベスト8進出を決めた。第1セットはジョコビッチも3度ブレークポイントを握られたが、その全てを守りきると、その後は完全にジョコビッチのペースで試合が進んだ。
「ダブル・ベーグルでの勝利は、対戦相手の調子が本当に悪かったからさ。彼も諦めていたようだった。でも、最後の方では観客が彼にゲームを取って欲しいのが良く分かったんだ。それは面白かったね。」と、試合を振り返っていた。
完勝のジョコビッチとは対照的に、第4シードのM・チリッチ(クロアチア)はV・トロイキ(セルビア)との7-6 (9-7), 6-7 (8-10), 7-6 (8-6)のマラソンマッチを制して準々決勝へ駒を進めた。3時間1分に渡るこの試合では、各セットでお互い1度ずつブレークし、いずれもタイブレークへともつれ込んだ。チリッチは3度のマッチポイントを跳ね除け勝利を物にした。
ジョコビッチはJ・ニエミネン(フィンランド)を7-5, 2-6, 6-1で下した第6シードのS・ワウリンカ(スイス)と、チリッチはR・シュティエパネック(チェコ共和国)とそれぞれ準々決勝で対戦する。
その他の試合では、主催者推薦のM・キウディネッリ(スイス)が予選勝者のM・ラマーを2-6, 6-3, 6-3の逆転で、予選勝者のE・コロレフ(ロシア)がJ・シャーディ(フランス)を6-4, 7-6 (7-1)のストレートで下し、8強入りを決めた。
3月のドーピング検査でコカイン陽性反応が出て、身の潔白を自身で晴らしたR・ガスケ(フランス)は、復帰後しばらくは本来のプレーが見られなかったが、この日はJ・アイズナー(アメリカ)を4-6, 7-6 (11-9), 6-2と、アイズナーに2本握られたマッチポイントをしのいで、ベスト8進出を果たした。
キウディネッリはガスケと、コロレフは第1シードのR・フェデラー(スイス)とベスト4入りを懸けて準々決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は29万1700ユーロ。
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