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女子テニスツアーのベル・チャレンジ(カナダ/ケベック、賞金総額22万ドル、カーペット)は日曜日に決勝戦を行い、第5シードのM・シンク(ハンガリー)が第4シードのL・サファロバ(チェコ共和国)を4-6, 6-3, 7-5の逆転で下し、見事、優勝を飾った。両者は初対戦で、シンクは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
世界ランク52位のシンクは第1セットを接戦で失った後、オンコートコーチングを要求した。それが功を奏したのか、第2、3セットを連取した。第2セットでは第4ゲームをブレークすると、第3セットでは5-5からブレークに成功、そのまま世界50位のサファロバを押し切った。
WTAツアー2度目の決勝となったシンクは試合後、「最高の気分だわ。まだ実感が湧かないけど、そのうち湧くと思う。今週は1試合1試合を大切に戦った。決勝戦が一番タフな試合だった。リターンゲームではリスクを伴うプレーをしなくてはならなかったわ。うまく行ったり行かなかったりで、接戦だった。勝ててうれしい。」と話してる。
シンクは今週、絶好調で、準々決勝で第1シードのN・ペトロワ(ロシア)を下すと、準決勝では第3シードのA・ウズニアッキ(カナダ)を倒した。
一方、惜しくも敗れたサファロバは「いい試合だったと思う。わずかなポイントが勝敗を分けたわ。大事なポイントでは彼女(シンク)の方がいいプレーをしていた。今週は攻撃的なプレーを心掛けていたけど、決勝では彼女も攻撃的だった。自分のプレーは悪かったとは思わない。僅差だった。来年もこの大会に出場し、優勝したいわ。優勝しない限り、いつでも目標はあるものよ。」と述べている。
シンクは2005年のキャンベラの大会で初のツアー決勝進出を果たしたが、A・イバノビッチ(セルビア)に敗れて準優勝だった。そのとき、シンクは予選決勝でイバノビッチと対戦、敗退したものの、ラッキールーザーで本戦入りを果たし、再び決勝戦でイバノビッチと対戦するという、「珍事」を経験していた。ちなみにシンクは数週間前、イバノビッチから初勝利をあげている。
またサファロバはこれでツアー決勝戦での戦績を4勝3敗とした。サファロバはエストリル(2005年)、フォレストヒルズ(2005、2008年)、ゴールドコースト(2006年)でそれぞれ優勝を飾っている。
ダブルス決勝では、第1シードのV・キング(アメリカ)/B・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)組がS・アービッドソン(スウェーデン)/S・ブレモン(フランス)組を6-1, 6-3で一蹴し、タイトルを獲得している。これでキングはツアー8勝目、ザーロバ・ストリツォバは4勝目となった。
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