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女子テニスツアーのＬＡ女子テニス選手権（アメリカ/ロサンゼルス、賞金総額７０万ドル、ハード）は４日、シングルス１回戦に森田あゆみ（日本）が登場したが、第１２シードのＮ・リー（中国）に0-6, 0-2とリードされたところで棄権、初戦敗退となった。

今週発表された世界ランクで６４位と自己最高ランキングを更新するとともに、同７６位の杉山愛（日本）を抜いて初めて日本女子としてトップランクとなっていた森田であったが、この日は同１７位のリーを相手に１ゲームもとることができず、無念の棄権となっている。

この他に行われた１回戦に登場したシード勢では、第１３シードのＳ・ストザー（オーストラリア）がＭ・ニクルスク（ルーマニア）に6-1, 6-2で快勝しているほか、第１４シードの鄭潔（中国）がＯ・サウチュック（ウクライナ）を7-5, 1-6, 6-2のフルセットで振り切り、初戦突破を決めている。

またこの日は２回戦２試合も行われ、第６シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）は主催者推薦のＶ・キング（アメリカ）にフルセットの苦戦を強いられるも6-4, 4-6, 6-1で振り切り、３回戦に進出している。試合を振り返ったキングは「最初は彼女に圧倒されて、ゲームプランがなかったの。だけど彼女のバックハンドにボールを集めたら、彼女が少し緊張したと思う。彼女は素晴らしい選手だし、彼女との試合は楽しめました。みんな彼女の勝利を予想したでしょう。３セットまで持ち込めて満足です。」と勝者を称えた。

同じく２回戦に臨んだ第２シードのＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）は、Ｓ・ポン（中国）を3-6, 6-3, 7-6 (8-6)の逆転で下し、３回戦に駒を進めている。世界ランク７位のズヴォナレーワは、同３８位のポンに第１セットを奪われると、第２セットでも早々にブレークを許すなど苦しい展開が続いたが、第３セットのタイブレーク末に２時間１９分で勝利を収めた。

この他の１回戦の結果は以下の通り。

Ｓ・リシキ（ドイツ） ○-× クルム伊達公子（日本）, 7-6 (7-5), 2-6, 7-5
Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア） ○-× Ｍ・オーディン（アメリカ）, 6-7 (3-7), 6-2, 6-2
Ｍ・キリレンコ（ロシア） ○-× Ｃ・シーパース（南アフリカ）, 4-6, 6-3, 6-1
Ｓ・シルステア（ルーマニア） ○-× Ｍ・ラシェール・ダ･ブリート（ポルトガル）, 6-4, 7-5
Ｅ・マカロバ（ロシア） ○-× Ｍ・シンク（ハンガリー）, 3-6, 6-4, 6-1
Ｕ・ラドワンスカ（ポーランド） ○-× Ｊ・コイン（フランス）, 6-1, 6-2
Ａ・ウズニアッキ（カナダ） ○-× Ｂ・マテック（アメリカ）, 7-5, 7-5

今大会の優勝賞金は１０万７０００ドル。