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テニスのグランドスラム大会であるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会6日目の27日、女子シングルス3回戦が行なわれ、ノーシードのS・リシキ(ドイツ)が第5シードのS・クズネツォワ(ロシア)を6-2, 7-5のストレートで下し、4回戦に進出するなどベスト16が出揃った。
第1セットを先取した世界ランク41位のリシキは、第2セットでも同5位のクズネツォワに対し5-2とリードする。しかし、そこからクズネツォワが意地を見せ5-5まで追いつくが、第12ゲームでこのセット2度目のブレークに成功したリシキが1時間26分で勝利を収めた。
トップ10選手から3度目の勝利を上げたリシキは「ただファイトしただけ。第10ゲームでいくつかチャンスを逃したけど、第11ゲームでサーブが良くて6-5とリードできました。そして、試合を終わらせるために戦いました。」と試合を振り返った。
今季の全仏チャンピオンであるクズネツォワから金星を上げた19歳のリシキは、4回戦で第9シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)とベスト8進出を争う。18歳ながら世界ランク9位のウォズニアキは、第20シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-2, 6-2のストレートで退け、4回戦進出を決めている。
予選から勝ち上がってきた17歳のM・オーディンは、第6シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-7 (8-10), 7-5, 6-2の逆転で破り、初のグランドスラム4回戦進出を決めた。
世界ランク124位のオーディンは「彼女は他のプレイヤーで、他の試合で他の大会だと考えるようにしていたの。これがウィンブルドンで初めてのトップ10との対戦ではなくてね。すべての試合が全く同じなの。だから誰が相手でも関係ないわ。”なんてこと!世界ランク1位と対戦しているわ”という風ではないの。」とコメントした。
「自分のゴールはいつでも世界ナンバー1になること」と語るオーディンは、第11シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を準々決勝進出を争う。世界ランク14位のラドワンスカは、第19シードのN・リー(中国)を6-4, 7-5のストレートで下し、全仏オープンに続く4回戦進出を果たしている。
ディフェンディング・チャンピオンで第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)は、世界ランク34位のC・スアレス・ナバロ(スペイン)を6-0, 6-4で下し、大会3連覇に向け順当に4回戦に駒を進めた。
両者は今季の全豪オープン2回戦でも対戦していたが、その時はスアレス・ナバロが勝利している。そのことについてヴィーナスは「完全に違う環境だわ。」とコメントした。
1993年のS・グラフ(ドイツ)以来となる今大会3連覇を目指すヴィーナスは、4回戦で第13シードのA・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。昨年の全仏女王であるイバノビッチは、今季の全仏でベスト4に進出していた、第18シードのS・ストザー(オーストラリア)を7-5, 6-2のストレートで下し、4回戦進出を決めた。
グランドスラム初制覇を目指す、第1シードのD・サフィーナ(ロシア)は、K・フリッペンス(ベルギー)を7-5, 6-1で下し、今大会では初となる4回戦進出を決めた。世界ランク1位のサフィーナは、4回戦で第17シードのA・モレスモ(フランス)と対戦する。2006年の今大会覇者であるモレスモは、第15シードのF・ペネッタ(イタリア)を7-5, 6-3で下し、4回戦進出を果たした。
今大会の優勝賞金は85万ポンド。
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