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復帰明言も「GS優勝を目標にするつもりない」

キャロライン・ガルシア
グアダラハラOPでのガルシア
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニスで世界ランク48位のC・ガルシア(フランス)が25日にSNSを更新し、来年1月の新シーズンから復帰を果たすと明かした。ガルシアは今年9月半ばにメンタルヘルスの不安からツアーを離脱し、休養を取っていた。

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31歳のガルシアは元世界ランク4位でキャリア通算11度のシングルスタイトルを獲得。四大大会では2017年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で8強、2022年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではベスト4進出を果たしている。

そのガルシアは今年9月にグアダラハラ・オープン(メキシコ/グアダラハラ、ハード、WTA500)で準決勝で敗れたあとにSNSを更新し「精神的にリセットが必要です。テニスの絶え間ない仕事から離れて、本当の休暇を取り、家族や愛する人たちと再びつながり、パフォーマンスするのプレッシャーから解放されて一息つく必要があります」と声明を出し、休養を選択。復帰時期は来年1月のオーストラリアシーズンからと綴っていた。

その後はSNSを通じて、家族や友人と休暇を楽しむ姿を見せたり、引退を表明したR・ナダル(スペイン)D・ティーム(オーストリア)といった選手たちにメッセージを送るなどテニスのツアー大会には出場することはなく、シーズンを終了した。

そして今月25日にSNSを再び更新したガルシアは宣言通り来年1月からの復帰を明言するとともに、四大大会の優勝や世界ランク上位への復帰は目標にはならないと綴った。

「すべてが順調に進めば、あと1ヵ月で全豪オープンのコートに復帰します。これは競技への復帰というだけでなく、個人的な決着でもあります。毎日私はトレーニングに励み、肉体的にも精神的にも準備が整うよう自分を奮い立たせています」

「ほとんどの日、私はそのプロセスに喜びを感じていますが、失敗の恐怖、十分ではないという恐怖といった影が忍び寄ってくる瞬間があります。これらの考えは圧倒的に感じられるかもしれませんが、本当の失敗はそれらの考えに屈し、それらに自分を定義させてしまうことだと気づきました」

「私にとってプレーすることが何を意味するのかを知りたいのです。自分自身の目標を追い求め、自分自身の理由を見つけ、最終的にテニス選手であることの喜びを発見したいのです。他人に自分を定義させないためです」

「もう、グランドスラム優勝やトップ5入りを目標にするつもりはありません。そうした成果は、幸せで、一生懸命努力し、選手としても人間としても継続的に成長した結果であってほしいのです」

「焦点はもはや目的地ではなく、あらゆる困難と美しさを伴う旅を受け入れることにあります。勝利は結果であって、目標ではありません」

「私はトロフィーのためでも、ランキングのためでも、周囲の期待や夢のためでもなく、その過程を通じて自分がどんな人間になるかのためにそれをやりたいのです」

「この章が終わるとき、私は過去を振り返って、自分がアスリートとしてだけでなく、人間として成功したことを知りたいと思っています。あらゆる困難、あらゆる自信喪失に立ち向かい、自分の道を切り開いたこと。耐え難いほどの期待の重荷を捨て、勇気と目的を持って前進する道を見つけたこと」

「そして、結果がどうであれ、過去を振り返ってこう言いたい。『私は自分のやり方でやった。それで十分だった』と」


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