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世界ランク1位で全仏オープン5連覇を目指していたR・ナダル(スペイン)の伯父でコーチのトニー・ナダル氏が、4回戦でR・ソデルリング(スウェーデン)にまさかの敗戦後に受けたスペインのラジオ・インタビューで、「パリの観客は愚かだ」と暴言を吐いていたことが分かった。
日曜日に行われた男子シングルス4回戦で、同大会デビューから4連覇を達成し、ローランギャロスでは負けたことがなかったナダルが初めてこの地での黒星を喫した。ナダルは昨年パリのマスターズ・シリーズを膝の怪我で途中棄権を強いられたが、その時パリの観客からブーイングされた過去があった。
試合後に祖国スペインのラジオからのインタビューに答えたコーチで伯父のトニー氏は「パリの観客は本当に愚かだ。フランス人はスペイン人が勝利することを望んでいないと思う。誰かが負けることで喜びを感じるのはあまり良いことではないし、自分達が他の国より優っていると思っている証拠だよ。」と、言い過ぎと思える過激な発言をしてしまった。
ナダル本人も、大事なポイントではソデルリングへの応援が多かったのは事実で、それには悲しく思うと語っている。
「この大会は自分にとって本当に大切なもの。でも次回、この大会に戻ってきた時には、鍵と言えるようなポイントでもうちょっと自分に応援してもらいたい。」と、大事なポイントでの観客のサポートが少なかったことを間接的に表していた。
しかしこの敗戦に悲しみを感じつつ、前向きなコメントもしている。「敗戦も勝利へもっと価値を持たせるために必要なこと。あと数日で23歳になるけど、ローランギャロスで誕生日を祝えない初めての年となった。でも来年も必ず帰ってきて、誕生日が祝えるように勝ち上がってみせる。」
「マヨルカの実家へ帰って、プールで芝へ向けて気持ちを整えるよ。ウィンブルドンへの準備を考えるまであと3日ほどくれないか。」と、ウィンブルドンでの奮起へ故郷で気持ちの切り替えを行う予定であることを明かした。
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