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昨年の全仏オープン女子シングルスのチャンピオンであるA・イバノビッチ(セルビア)は、大会連覇へ向けて意欲的な姿勢を見せている。昨年の全仏後に見事世界ランク1位の座に着いた彼女だったが、膝の怪我に苦しみ、思うような結果が出せず、現在は8位にまでランキングを下げているが、その怪我はほぼ完治したと語る。
「幸いなことに、膝に抱えていた痛みや炎症は消え去ってくれたから、今週はかなりの練習ができているの。最高のタイミングで怪我が治ったわ。パリでまた好成績が出せるって明るい気持ちでいるの。」とイバノビッチは前向きに語っている。
今年4月のスペインとのフェドカップで、再び悪化した膝の怪我のために、先週のマドリッド大会も欠場を強いられた現在21歳の彼女は、日曜日から始まる全仏オープンで再び頂点に立つためには、急速な怪我の回復が必要と言われていた。
昨年10月のリンツ大会以来、タイトルから遠ざかっており、年初の全豪オープンでは3回戦で早々に敗退を喫していた。セルビア人女性として初めて世界の頂点にたったイバノビッチだが、今年の全仏オープンでも全豪と同じような結果が出てしまったら、ランキングもトップ10落ちはほぼ確実。
4大大会での優勝もなく昨シーズンを世界ランク1位で終わらせた同胞のJ・ヤンコビッチ(セルビア)も、イバノビッチ同様スランプに陥っている。全豪では4回戦敗退を喫し、先週のマドリッドでも準々決勝でP・シュニーダー(スイス)に敗れ、ランキングも5位まで落ちてきている。
昨年のクリスマスのオフシーズンでのトレーニングで、体重が増えてしまったことから、ヤンコビッチの持ち味であるコートでの俊敏性が失われてしまった。
「マドリッドではもっと上へ行けると思っていたけど、でももう過去のこと。全仏ではもっと良いプレーをしなければならない。またナンバー1になるために改善しなければならないところも分かっているわ。」と、頂点への復帰へやる気を見せるヤンコビッチ。
昨年吹き荒れたセルビア旋風だが、今年はそのきっかけとなった全仏オープンで、再び巻き起こすことができるだろか。
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