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自身の自叙伝を出版することが決まったモニカ・セレスは、その本の中で現役選手時代を振り返り、辛い日々の思い出や厳しいダイエットのことを記している。本のタイトルは『Getting a Grip: On My Body, My Mind, My Self』で、全米で4月21日に発売される。
14歳でプロデビューしたセレスは、16歳と言う若さで全仏オープンを制し、それまでの史上最年少での4大大会優勝記録を誇る。その後も頂点を極めた彼女は、10代で8個ものグランドスラム・タイトルを手にしたのだ。
そんな彼女を悲劇が襲ったのは19歳の頃。ドイツはハンブルグでの試合中に自称シュテフィ・グラフのファンと言う暴漢に背中を刺される事件に巻き込まれてしまい、怪我の回復は元より、心に受けた大きな怪我からの復活にはかなりの時間を要する結果となった。
彼女が入院した当初、決まりかけていたスポンサー契約が彼女からグラフへと契約が変更になったりするプロとしての辛い現実を目の当たりにした。彼女は「人生のレッスンだった。テニスが好きで始めたけど、19歳の時にそれはビジネスなんだと思い知らされたの。とても厳しい現実だったし、体を作ることが生き残る鍵で、それがすぐに結果に現れる。」
そんな彼女は、食べることで精神的な不安定さを抜け出そうとする摂食障害を起こし、また同時に復帰への不安によって引き起こした体重オーバーから復帰を断念し、二度と公の場に立ちたくないと言う思いまで抱いていたことを明かしている。
入院した当時から約10キロ近く太った彼女に、フィジカル・トレーナーがついてトレーニングの日々が始まるも、辛い思いから深夜、家を抜け出してファーストフードを食べに行った事実まで告白している。
事件からおよそ2年3ヶ月後にコートに立つことに成功した彼女だったが、1996年の全豪オープンで自身9個目のグランドスラム優勝を果たした直後に、子供の頃からコーチをしてくれたお父さんが癌で亡くなってしまう。その事実からまた摂食障害を起こしてしまうのだった。
皮肉にもダイエットに成功した2007年に彼女はプロとしての人生に幕を下ろしたが、その後彼女が訪れるイベントでは常に「どうやってそんなに痩せたのか?」と言う質問が一番多かったと言う。
女性にとってそれは重要な問題であり、摂食障害を持つ人やダイエットに苦しむ女性には一番気になるところだと気付かされた。彼女はそんな女性達がこの本を読むことで「トンネルの向こうには明かりがある」と言うことを伝えたいと語る。
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