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男子テニス・ツアーのチェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、賞金総額45万ドル、ハード)は8日、昨日消化できなかった試合を含めシングルス2回戦全てが行われ、元世界ランク1位で過去2度の優勝経験を誇る第6シードのC・モーヤ(スペイン)が同ランク202位で主催者推薦で出場のS・デヴバーマンに6-4, 5-7, 4-6の逆転で敗れる波乱に見舞われた。
23歳のデヴバーマンは、2006年と2007年のNCAAチャンピオンで、今大会は幼少の頃を過ごしたチェンナイで自身初のATP大会ベスト8入りを決めた。これは1998年にL・パエス(インド)がベスト4入りを果たした以来となる地元インドからの8強入りとなった。
「相手コートの選手が、あれこれ色んなことをやり始めたら、それはかなりプレッシャーを感じている証拠で、今日はプレッシャーをかけ続けられたのが勝因だと思う。8強で終わらないようにしたいね。そう簡単に満足はしていないよ。」と、デヴバーマンは更に上を狙っている意気込みを語った。
モーヤは「今日は暑さにやられたよ。でも、彼(デヴバーマン)は、今の彼のランキングでは測れないようなプレーをしていた。2日前に彼のプレーを初めて見たけど、俊敏でベースラインから安定したショットを打っていたから、今日の勝利も驚きはしないよ。」と、デヴバーマンの実力を認めていた。準々決勝では第4シードのI・カルロビッチ(クロアチア)と対戦する。
カルロビッチはI・ミナール(チェコ共和国)を6-1, 6-4で下しての順当な勝ち上がり。2m08cmとツアー最長身を誇るカルロビッチは、その体格を生かし16本ものサービス・エースを記録し、第1サーブでは88%、第2サーブでも70%の確率でポイントを獲得し、わずか53分で試合に終止符を打った。
第3シードのM・チリッチ(クロアチア)はD・イストミン(ウズベキスタン)を6-0, 6-4と危なげなく倒しての8強入り。第1シードのN・ダビデンコ(ロシア)が左足かかとの怪我で欠場し、第2シードのS・ワウリンカ(スイス)が初戦で敗退しているため、現時点で最上位シード選手のチリッチは、4強入りを懸けてD・セラ(イスラエル)を7-6 (7-3), 6-4のストレートで下した第7シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)と対戦する。
その他の試合では、第5シードのR・シュトラー(ドイツ)はS・グロイル(ドイツ)を6-4, 6-2で、第8シードのM・グラノジェルス(スペイン)がA・ベック(ドイツ)を6-4, 6-1で、唯一ノーシード同士の対決では、B・パウ(ドイツ)が予選勝者のF・チポッラ(イタリア)を6-1, 6-2で破り準々決勝進出を決めた。準々決勝ではシュトラーがパウと、グラノジェルスがL・ドロウィー(チェコ共和国)と戦う。ドロウィーはダビデンコの欠場から不戦勝での8強入り。
今大会のシングルス優勝賞金は7万3000ドル。優勝ポイントは250。
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