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男子テニスツアーのインディアナポリス・テニス選手権(アメリカ/インディアナ、賞金総額52万5000ドル、ハード)は16日、シングルス2回戦を行い、第2シードのG・シモン(フランス)が、B・ベッカー(ドイツ)を7-5, 3-6, 6-0で下し、準々決勝に駒を進めた。
世界ランク26位のシモンは、13本あったブレークチャンスの内、6本を活かし、自らのサービスでは8割のポイントを取るなど、ファイナルセットを完全に支配して、1時間45分で準々決勝への切符を勝ち取った。
試合後の会見でシモンは、「正直言って、セカンドセットとファイナルセットで、何がコートで起きているのか分からなかった。何も違いは見られなかったし、プレーのレベルも同じだった。どうやって勝ったか分からないよ。」と語った。
シモンの準々決勝の相手には、第5シードのT・ハース(ドイツ)が勝ち上がってきた。ハースはJ・アイズナー(アメリカ)を6-3, 6-4で下し、ベスト8進出。この日のハースは、サービスゲームが好調で、7本のサービスエースを含む81%のポイントをキープ、アイズナーにチャンスを与えなかった。
ノーシード同士の対戦となった、P・カプデビル(チリ)とJ・シリアンニ(オーストラリア)の対戦は、カプデビルが6-3, 6-4で勝利を収め、ベスト8に進出した。カプデビルは準々決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第3シードのD・ツルスノフ(ロシア)と対戦する。ツルスノフは、この日に対戦する予定だったW・オディスニク(アメリカ)が、背中の痛みを訴え、試合前に棄権を申し入れたため、労せずしてベスト8入りを決めている。
今大会の優勝賞金は8万3500ドル。
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