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(スペイン、マドリッド)
女子テニスWTAツアー最終戦のソニー・エリクソン・チャンピオンシップス(賞金総額300万ドル)は大会3日目の8日、既に準決勝進出を決めていたJ・エナン(ベルギー)に加え、M・シャラポワ(ロシア)、A・イバノビッチ(セルビア)、A・チャクエタゼ(ロシア)ら4強の顔ぶれが決定した。
第1試合に登場した予選ラウンドロビン赤組、第6シードのシャラポワは第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)を5-7, 6-2, 6-2の逆転で退け、4年連続の準決勝進出を決めた。2004年覇者のシャラポワは、クズネツォワとの対戦成績を4勝3敗とした。
右肩の故障により今年は思うようなシーズンを送れなかったシャラポワだが、「家にじっとしているのではなく、こうしてここでプレーできてすごくハッピーだわ。これからの試合がどうなるかは分からないけど、この先まだ数試合行うことが決まってとても嬉しい。」と安堵の表情を見せた。
この試合の結果により、2敗を喫したクズネツォワとハンチュコバのラウンドロビン敗退が決定し、2勝同士のシャラポワと第4シードのイバノビッチが、赤組1位の座をかけて金曜日に対戦する。
第2試合では、すでに黄組1位を確定させている第1シードのエナンが、M・バルトリ(フランス)を6-0, 6-0と全く寄せ付けず、ラウンドロビン3戦全勝を決めた。この日の勝利で、エナンはシングルスの連勝を23に伸ばし、最後に黒星を喫したウィンブルドン準決勝のバルトリ戦の雪辱を果たしたかたちとなった。
「今日の試合は最高だったわ。全てがパーフェクトだったし、リベンジもできた。こうして全勝でラウンドロビンを終えることができて嬉しく思う。」と試合後に喜びを語るエナンは、2002年-2003年に同胞のK・クレイステルス(ベルギー)が達成して以来の2連覇へまた一歩前進した。
今季ウィンブルドンで準優勝した23歳のバルトリは、S・ウィリアムズ(アメリカ)の棄権により急遽代役としてこの日の試合に臨んだが、何もできないまま57分で敗れ去った。出場の要請が来たのは前日の夜中1時15分だった。バルトリは、セリーナの成績を引き継いだため、0勝2敗でラウンドロビン敗退が決定した。
続く第3試合では、第7シードのチャクエタゼが第3シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)に6-4, 0-6, 6-3で競り勝ち、初出場ながら準決勝行きの切符を手にした。
土曜日に行われる準決勝では、シャラポワとイバノビッチの勝者がチャクエタゼと、そして敗者がエナンと顔を合わせることになる。
今大会の優勝賞金は100万ドル。
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